episode139 ページ11
＊*＊**＊
Aside
その後は、ことが進むのが早かった。お休みだった壮馬に協力してもらって必要最低限の荷物を鞄に詰める。
鞄を持ってマネージャーさんの待つ車に荷物を詰め込んだ。
「ありがとう壮馬。お休みなのにごめんね？」
「大丈夫。……Aは大丈夫？」
「うん。大丈夫」
嘘をついた。本当は大丈夫じゃない。でもここで弱音を吐いてしまったら気持ちが揺らいでしまいそうだった。壮馬もそれを分かってか「うん」と、小さく頷いた。
「落ち着いたら飯くいに行こうな。碧ちゃん達も、安元さんもみんなで」
「うん。楽しみにしてる」
「じゃあ、またね」と、あたしはマネージャーさんの車に乗り込んだ。社内での移動中、あたしは安元さんに送ったメーセージを見返した。
返信はない。きっと安元さんも大変なんだ。
あんな記事の書き方されたらあたしなんかよりも大変に決まってる。
決まってるけど。
「会いたい…」
会いたい、声が聞きたい、抱きしめて欲しい。
こんなにも安元さんを求めてしまう。
安元さんが大好きなんだ。
その事を改めて実感させられてしまった。
弱くてダメな自分に嫌気が指した。気がついたら頬を伝って涙が流れる。マネージャーさんはそれに気づいたけれど知らないふりをして、目的地まで車を走らせた。
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ハナ(プロフ) - うどんさん» コメントありがとうございます😊そのように思っていただけて書いた本人としては本当に嬉しい限りです！！！宜しければ他の作品もご覧下さい🥰 (2023年4月24日 11時) (
レス) id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
うどん - 今日知って一気に全部読んでしまいました！ほんとよかった…！二人が結ばれるまで色んな困難があったけど結ばれてよかった！ピュアで真っ直ぐに思い合う二人の描き方が好きです。続きいつまでも待ってます。 (2023年4月24日 3時) (レス) @page29 id: e32b43a123 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - ぷかぷかまふぃん。さん» コメントありがとうございま！ご愛読頂き、ありがとうございました😊次の作品も良ければご覧になってください！ (2023年2月10日 8時) (レス) id: 04da2ae895 (このIDを非表示/違反報告)
ぷかぷかまふぃん。(プロフ) - すごく面白い作品でした！更新されるたび楽しく読ませていただいてましたありがとうございます！お疲れ様でした！ (2023年2月10日 7時) (レス) @page27 id: 863ee42606 (このIDを非表示/違反報告)
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