恋の15㎝ (ページ3)

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『ばか！？』

じ「知り合いなんじゃろ？」

『いや、けど』

じ「親んとこ返したら、じいバレるもん」

『まあ確かに。紫耀は一人暮らしだけどね』

じ「なおさら見てやってな！」

じいのふわふわ口調が今すごく腹立つ

じ「Aも誰かと過ごした方が楽しいよ」

『だったら、じいが見てやりなよ』

じ「ここバレたらどうする？」

紫「んっ、んぅ～」

『あっ……』

私の手の上で紫耀が動いた

じ「そりゃ！」

紫「ｳﾞｯ……」

じいが多分なにか混ぜてたんであろう

持っていた麺棒で紫耀のお腹を軽く殴った

『紫耀？おーい』

じ「ふぅー。気絶したね～」

『じいが気絶させたんでしょ！
　ていうか、なんで気絶？』

じ「小さくなると軽い痛みも重く感じるんじゃ
　それと、みるにあたって注意事項！」

『みるなんて誰も言ってな「小さくなると」

もうみるっていう選択肢しかないじゃん

じ「免疫力もほぼないし、体も弱い」

『薬使えるの？』

じ「使えるよ？50mLの水に
　粉々にした1錠を溶かして飲ます」

じ「注意事項これくらいだ～
　制服とか持ちづらそうだから
　この袋にいれとってあげる」

『ありがと』

じ「じゃ、起きる前にとっとととっとと～」

『微妙なリズムやめてくれる？ちょっ』

じ「まったねぇー！」

『ったくもう』

うわ、外わりと暗

夕飯作らないといけないのに。

(10分後)

紫「ｹﾎｯｹﾎｯ」

『あ、おはよう』

紫「A……！？」

まあその反応だよね

　
　
　