人類を救った英雄の子供は今ヨコハマで迷子中です

助けてぇぇええええ！ ページ4

『出口何処！？』



迷路かここは！
１０分ぐらい走ってるよ！？
上に上がる為の階段もまだ見つからないし




『だぁー！
モーさんキャス狐おき太さんどーこー！？』


叫びながらひたすら走る



｢芥川先輩！居ました！｣



む、叫んでたからバレた




私の前に２人黒い服の人がいた
暗くて良く見えてなかったけど
２人の後ろに階段があるじゃないか！



｢僕(やつがれ)は芥川｣ｺﾞﾎｺﾞﾎ




｢お前を『顔色わっる！？』



ここブラック企業かよ
食べ物でつられなくてよかった



『Es ist gros, (軽量) Es ist klein(重圧)vox Gott Es Atlas!(戒律引用、重葬は地に還る!)』



自分の身体の重力を無効化した



｢……止まらぬなら──…"羅生門"｣



そう言うと外套から黒い獣の様な何かが足めがけて迫ってくる



『こんな魔術は知らないんだけど！？』



今日めっちゃ驚いてるよ私




『エルゲンリート(天使の詩)シュトルヒリッター(コウノトリの騎士)ツェーレ(の涙)』



髪の毛を４本抜いた



髪の毛は形を変え鳥の形になり
寸前で黒い獣に光弾を撃った





『間一髪 危なかった･･･でもこれじゃハゲる』



それに心臓に悪いぞこれ



｢待ちなさい！動くのならば撃ちますよ！｣





『それは怖い！ツヴァング(拘束)』




『暫くその状態でお願いします！じゃあ！』



ぐるぐる巻にして階段に上がった



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