人類を救った英雄の子供は今ヨコハマで迷子中です

今回も徒歩できたぞぅ ページ22

３人で手分けしてモーさんを探す事になった





『微かにだけどモーさんの気配がする･･･
ちょっと前に通ったのかな？』



｢のぶー？｣



『ダヴィンチちゃんからは何にも言われなかったよ？』




｢のぶノッブ｣




『私に内緒にしないといけない理由？』



｢のぶ･･･｣



『うーん、なんだろう･･･私に内緒にしないといけない理由って･･･』




｢のぶっ｣




『え、あぁ･･･そうだね。そろそろ時間だね
１度マンションに戻ろう』



そう言ってノッブを手提げ袋の中に入れて歩き始めた



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｢はぁ、なんでオレが･･･｣




｢いやー、済まないねぇ モードレッド｣



壁に寄りかかってブツブツと呟くモードレッド
そしてその後ろで花をぽんぽんと咲かせる
花の魔術師 マーリン





｢済まねぇと思うならとっとと用事を済ませて帰ってくれよ｣




｢私もそうしたいのは山々なんだけど
ここの道はよくわからなくてね
ほら、それに私いい歳のお爺さんだから
現代の機械に疎いのだよ｣




｢今頃爺ネタ出したって意味ねぇぞ
はぁ･･･A絶対嫌がるぞ｣




｢何故彼女はあんなにも私を嫌うんだい？
私は彼女にやましい事は何一つ──･･･｣




｢何にもしてねぇよな？｣




｢いや──、うん 何にもしてないよ。うん｣




｢嘘つけ！んなわかりやすい嘘があってたまるか！｣




｢知らぬが仏さ｣




｢チッ まぁ、いい
Aの負担が減るなら構わねぇ
あの太宰ってやつが妙に引っかかるからな
話はテメェに任せるわ｣




｢それを決めるのはAちゃんだけど
まぁ、彼女も同じことを言うだろう
彼女は行動派で頭脳派ではないからね｣




｢はぁ、取り敢えずマンションに戻るぞ｣




｢そんなにため息をついては幸せが逃げてしまうよ｣




｢誰のせいだと思ってるんだ｣




｢さぁ？誰のせいなんだろうね｣



後ろで手を組みながらニコニコと顔を向ける




｢イチイチムカつく野郎だぜ
服は頼まれた通り持ってきたから１０秒で着替えろ｣



｢ラピ○タのパズーでもないんだから｣



｢あぁ゛？｣




｢わかったわかった 着替えるから｣ﾋｭｯ





｢じゃあ、行くぞ｣




｢はいはい｣

エミヤママのお土産欲しかった･･･→←｢のぶのぶっのぶー！｣(意味：お腹が減ったー！)

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