人類を救った英雄の子供は今ヨコハマで迷子中です

島流ししましょう！ ページ16

｢つか、どうすんだ こいつら｣



｢島流ししましょう！｣




『殺す以外の事でお願いします！』





｢私達は仕事でね
Aちゃんを勧誘…保護でもいいけど
其処のbｺﾞﾎﾝ…
ポートマフィアに捕まらないようにね｣



｢オイ 今、帽子置き場ッて言いかけただろ！｣




｢どうします？｣



『出来ればどちらにも入りたくはないなー』




でも断ったら清姫よりも面倒臭い永遠の鬼ごっこが始まりそうな気が…



｢あ、そう言えば今日こんな物が届いてたんだよね｣



わざとらしそうに言って私に手紙を渡してきた
中身を開けてみると




"Aへ
いやー、ほんっとごめん！
ヨコハマで何らかの異変が起きてるんだ
それで今回はヨコハマにいるAに
調査して貰おうって話になった
でも、Aだけじゃ不安だから
武装探偵社の太宰さん達に依頼したんだ
社長 福沢諭吉さんとはもう話をつけてあるから
色々と教えて貰って
家とか家具とかはこっちで用意するから
お願いね！ 愛する父より"




『何ベタな展開を寄越してくれちゃってんの！
って言うか、自分で愛するとか書くな！』



手紙をクシャクシャにして捨てた



『立香はこう言ってるけど
私はどちらにもいかないからね！』




｢カルデアのマスターの命令でもかい？｣



『私にはモーさん達がいる 護衛なら充分
これは私達(カルデア)の問題だから』




｢私は別にそれでも構わないけど
だって仕事しなくて済むしぃー｣




｢おい、太宰｣




｢けど、それではこちらの信用が欠ける
それは困る
だから、君がどんなに嫌がろうが
私達は君を守る義務がある｣



『けど、一般人を巻き込むわけには･･･』





｢君の父親はただの一般人に
そんな危ない事頼むかい？
手紙に書いてあったと思うけど
私達は武装探偵社
ただの一般人ではないのだよ｣



｢マスターここは折れましょう
立香からの手紙なのなら従うしかありませんよ｣




『･･･うん、わかった



ちびっこマフィアさん』



｢ぶっ殺すぞ手前！｣




『これさ、黒い外套の人と金髪のお姉さんに渡しといて』





｢ッと、ンだこれ？｣



三つの小袋を投げた



『飴だよ
あの黒い外套の人にその白い方
その黄色い袋は金髪のお姉さんとエリスちゃんに』




｢ほら、行くぞ｣



『うぉっ！？』




モーさんは私をお姫様抱っこして歩き始めた

意外と美味い→←ちびっこマフィア((手前絶対殺す

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