人類を救った英雄の子供は今ヨコハマで迷子中です

ちびっこマフィア((手前絶対殺す ページ15

柱のとこから眼鏡をかけた人と包帯男が出てきた



『あ、今朝の人！』



確か･･･太宰って言ってた気がする



｢やあ、Aちゃん
盗聴器仕掛けさせてもらったよ｣




『うぇ…なんで盗聴器なんて仕掛けたんですかつか、ベティと声超似てない！？』



*中の人一緒です


やっと思い出した
この人誰かと声似てると思ってた！



｢ジキルとも似てるじゃねーか｣

*中の人一緒です


｢それはジキルさんとベティヴィエールさんが
可哀想じゃありませんか？
こんな人と一緒にされたくないでしょう｣







｢なんか私さらっと酷い事言われたような｣




｢普段の行いのせいだろ｣



｢国木田君ひどーい｣




｢赤のセイバーさんが壁にもう一人いるとかなんとか言ってませんでした？｣




『言ってた様な言ってなかったような…』





｢マスターの声にも反応しないなら
もう殺っちまってもいいよな？｣




『絶対駄目だからね！』



｢なんでですか！？｣





『そんな隠れてこそこそ盗み聞きとかする
じめじめしてる人の血でモーさん達の手を汚したくない！』





｢ンだと！誰がじめじめしてる奴だ！｣




『お前だよちびっこ帽子野郎！』




…って、あれ？ 私今普通に喋ってなかった？




｢ぷっ、Aちゃんそれ最高｣



太宰？さんが腹を抱えて笑ってる




｢なんか凄い帽子を被ってますね
私あんなの漫画で見たことないですよ
何処で売ってるのでしょう？｣




｢なんか如何にも頭がイカレちゃった系の男子じゃないですか。 バーサーカーですか？
それとも清姫さん並の･･･｣




『タマモストップ！出てきちゃうでしょ！？』




｢マスター散々追いかけ回されてましたからね｣



いや、もうあれは本当にリアル鬼ごっこだよ


天井にいるわ ベッドの下にいるわ



｢クククッ｣




｢何時まで笑ってンだ！この旅浪者(バカボンド)！｣



｢Aちゃんあれはちびっこマフィアか帽子置き場って呼んであげるといいよ｣




『ちびっこマフィアっていいですね！次からそう呼びます』




｢意気投合してんじゃねェ！｣

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