静かなあの子は友情を知らない (ページ4)

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マダム「各学年の各学年の教室を見学にまいりましょう。まず最初に1年生の教室ですわ」

マダム「ここではちょうど放棄の授業をしているところですね。あと数ヶ月で学年が上がる頃なので皆さん上手に出来ているようですが、放棄を乗りこなすには1年以上必要なのです。しかしアイラさんはここまで箒に乗られて来ましたでしょう？とても素晴らしいわ」

先生「マダム！見学者ですか？」

マダム「えぇ、来年度の新入生ですの。アイラさんは10歳という幼い歳にも関わらず放棄に乗れるんです！」

先生「それはそれは！今から手本として見せては貰えないですか？」

『大丈夫ですが、皆さんもう取得しているのでは？』

先生「私が見たいので」

『分かりました』

マダム「箒は借りますか？」

『いえ、今手元に出せるので大丈夫です』

先生「なんと！召喚魔法まで使えるとな」

私はいつもどうり放棄を呼び出した

『箒ちゃん！おいで』

すると、ポンっと音を立てて現れた

マダム「まぁ！本当に召喚魔法が使えるなんて！」

マダムの声を右から左へ聞き流し、飛んだ

「「「うぉぉ！！」」」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

先生「素晴らしい！来年の新入生は期待の星だな！マダム！」

マダム「えぇ！彼女には今まで出来なかったことができるようになるかもしれません！」