静かなあの子は友情を知らない (ページ3)

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マダム「ようこそアイラ・エバンスさん！お待ちしておりました！わたくしは校長のマダム・マンブルチュークと申します。マダムとお呼びくださいな！」

『初めましてマダム。』

校長の姿はお父様とお母様から写真を見せてもらったけど、体型が変わっただけで他は変わっていないようね

マダム「アイラさんは10歳でご入学なられてさぞご両親は誇りに思っているでしょう！」

『えぇ、私のお父様とお母様はここの大学の卒業生なんです。両親がよろしく伝えてくれと申されておりました』

マダム「まぁまぁ！まさかとは思いましたがおふたりの娘さんだなんて！ご両親も成績優秀な上に、その娘のアイラさんも10歳の若さでご入学されるなんて将来有望ですわね！」

『お褒めいただきありがとうございます』

マダム「さぁ、そろそろ授業が始まる頃ですので見学も兼ねてお話をしていきましょうね」

私とマダムは長い階段を登りドアを開けた

そこには虹色に輝く天井があり、エンドア大学の制服を見にまとった人たちが各々行動していた

マダム「ここは太陽の光を集めて昼も夜も校内を照らしています。どうですか？綺麗でしょう」

『えぇ、とても綺麗です。これは⌘▽の魔法を使っているんですか？』

マダム「…！…なんということ！その年でこの校舎の仕組みがわかるのですね！素晴らしいわ！」

『いえ、お父様とお母様から貰い受けた書物に載っていましたので』

マダム「書物に書いてあったとしてもそれを理解するには結構な時間がかかります！本当にすごいわ！」

マダムに褒められ、私は機嫌が良くなっていた

足場が動く感覚に驚き下を見ると雲が私とマダムを乗せ動いていた