静かなあの子は友情を知らない (ページ12)

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？「ちょっと!レディに向かって失礼じゃない!」

ん？なんか騒いでる？

大丈夫かな

...って！なんであいつのこと心配してるの！

ピーター「おまたせ！」

『さっき何かあった？』

ピーター「どうして？」

『誰かが騒いでるように聞こえたから』

ピーター「あぁ！ﾌﾌｯなんでもないよ」

『そう、大丈夫なら良さそうね』

ピーター「え！心配してくれたの？」ﾆﾔﾆﾔ

『べ、べつに？あんたのことなんて心配しないわ』

ピーター「ﾌﾌｯそっか！」

『ニヤニヤしないで』

ピーター「手紙も届けたことだし、俺ん家行こ！」

その後ピーターの家に行ってケーキをご馳走になった

今はピーターの部屋でお互いの話をしてるところ

『そういえば、ピーター。あなたの家に猫じゃらしが置いてあったけど猫いるの？』

ピーター「うん！そうなんだ！ティブとギブって言うんだけど、とっても可愛いんだ！」

『え！？』

ピーター「え！何！？どうしたの！」

ちょっと待ってティブとギブってピーターの飼い猫なの！？

私知ってるよ、その猫たち

でも私がティブとギブ知ってるって言われたら怪しまれるかも

私友達とかいないからティブとギブについて教えてくれる人いないし、動物言語学できるって言っても頭おかしいって思われる

ここは誤魔化しとこう

『う、ううん！なんでもないわ』

ピーター「ほんとに？」

『えぇ』

ピーター「初めてAの大声聞いたw」

『笑わないでよ』

ｶﾘｶﾘ

『え？』

ピーター「あ！ティブたち来た！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ピーター「ティブとギブやっほー」

ティブ(あ、なんでお前いんだ？)ﾆｬｰ

ギブ(あ！Aじゃない！久しぶりね！あと、この前ティブがお世話になったわね！ありがとう)

ティブ(俺は世話になってねぇ、Aを世話してやったんだ！)

ピーター「こっちの黒猫がティブで、グレーの猫がギブ！仲良くしてやってくれ！」

『へぇ、この子達が。はじめましてAよ。よろしくね』

ピーター「こいつらいつもどこかいるから多分どっかで会えるよ！」

ティブ(あいつなんで初対面ヅラしてんだ？これが初めてじゃないだろ？)ﾆｬｰ

ギブ(Aが動物言語学得意なんだなんて言ったら変な子に思われるでしょ！)ﾆｬﾝ

ティブ(そんなん気にしなくてもピーターなら大丈夫そうだけどな)ﾆｬﾆｬ