静かなあの子は友情を知らない (ページ2)

今日:5 hit、昨日:12 hit、合計:1,000 hit

2 ページ2

・

原作が始まる1年前

・

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

…ねむ

もう朝か、大学行く準備しなきゃ

私はベットから起き上がり、ブロンドの髪をツインテールに縛り上げエンドア大学からの手紙をバックに入れ外へ出た

私の家は木の上にあり、いわゆるツリーハウスというやつ

さて、行くか

エバンス大学は空の上にあるから箒や絨毯など、飛べる魔法具で行かなければいけない

私は箒だけどね

でも、普通とは少し違う

私の場合、箒を呼べば手元にポンっと煙を立てて現れるけど普通は呼んで飛んでくるか、自分から取りに行くか

今日は天気が良いし、時間もまだあるから散歩してから行くことにする

歩きながら鳥の声や川の音に耳を立てていると

ピーター「あれ！アイラ！今日はどこへ？」

『あなたに関係ないわよ』

物心ついた頃から友達は必要ないと両親から教わってきた

両親の友人は親友に騙され命を落としたと聞いた

その時から私は友達を作らず、仲のいい人以外には冷たく接してきた

けれど、ピーターはなぜか私に度々かまってくる

何を思ってかまってくるのか私にはさっぱりだった

ピーター「何も用がないならうちへ来ないか？あと少しで手紙の配達も終わるしさ」

『いいえ、遠慮しておくわ。これから大事な用事があるの。じゃあね』

そう言って、ピーターから見えないところまで行き箒に乗って空を飛んだ

3→←1　設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
 他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って！｜面白い！→ )