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25 け ページ26

「怖がっていらっしゃいますか?人間はよく僕たちを見ると石を投げたりしてくるので」



『えっ、いいえ。不思議な気持ちです』




「……怖くないのですね。なら、僕達も安心してお話ができます。僕はジェイドです」




ジェイドさんがぺこりとお辞儀をすると、隣にいる人魚さんも私のことを見つめて言った。




「オレはフロイド。俺たち双子なの。よろしくね〜シロイルカちゃん!」




シロイルカ………私のことかな。

そういえばルークさんも私のことをロア・ドゥ・レネって呼んでくれたり……ツイステッドワンダーランドには面白い人達がいる。




『ジェイドさんと、フロイドさんですね。私は…………ルーナ、です』




「ルーナさん。よろしくお願いします」




ジェイドさんは名前を覚えてくれたみたいだけど、フロイドさんは気にせずに"シロイルカ"ちゃん!と呼んでくる。



レオナ様の時もそうだったけど。本名を言わないのは、その人との壁を作るみたいで嫌い。言い訳をするわけじゃないけど……

これには……理由がある。今は言えないけれど。




『ルーナでも、レネでも、好きなように呼んでください。シロイルカでもいいですよ』




「じゃあオレ、シロイルカちゃんって呼ぶ〜!ってか、元からそう呼ぶつもりだったし」




『あなたはフロイドさんですね。覚えました』




「あは♡じゃあ楽しいゲームしよ!」




「こら、フロイド。あの遊びは……」




『………いいですよ!遊びます』




私の返答にフロイドさんはニンマリと笑む。




「ほんと?じゃあ俺たちが勝ったら、ギュッて絞めさせて?あと、なんかちょうだい?」




取引というわけか。まだ子供なのにまるでマフィアのような性格してる。


とは言わなかったけど、軽く頷く。




「やったあ!!決まり〜」




「困ったものです。こんなことをするから陸の人間たちが僕らを怖がるというのに……」




「いいじゃんジェイドォー」




海にもぐったフロイドさん。ジェイドさんも入るのかと思いきや、私の方を振り返った。



『どうしましたか?』




「……僕はともかく、フロイドはかなりの気分屋です。何をされるか分かりませんよ?」




『………ご心配なく!』




「ふふっ、覚悟してくださいね」

26→←24 だ



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華麟(プロフ) - オレオレオさん» ご指摘ありがとうございます。訂正しました。 (2020年12月15日 22時) (レス) id: 75feb1bede (このIDを非表示/違反報告)
オレオレオ - すみません、21話が更新されないまま22話が更新されてるんですけど、これはこっちの問題なんでしょうか? (2020年12月15日 18時) (レス) id: ba06124240 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - え、めっちゃ続き気になります!カリム達と出会ってるからルーナも行くのかな?NRC、 (2020年12月11日 16時) (レス) id: 1fc8fa02db (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Estel | 作成日時:2020年12月5日 23時

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