塩の妹も塩でした (ページ11)

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YG

やばい

俺が恐れてた事態が起こりそうだ

Aはどちゃくそに可愛いからやっぱりこいつらに目をつけられた

1Bだからやめろって言ったけどグカのあの目は言うこと聞かない時の目だ

こいつ、何かしでかすぞ

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YOU

学校が終わったから家に帰ろうと思い学校を出た

すると、リュックが後ろに引っ張られたような感じがして後ろを振り向くと

リュックに垂らしてたカードケースがビヨーンと伸ばされていた

伸ばしていたのは…同じ学校？の先輩かな

見たこと無いんだけど

てかこのカードケース取れると思ったんだろうけどこれ強力だから取れねえだろ？

「なんすか？」

先「1年がBTSに絡んでんじゃねえよ」

「私は絡んでな…」

その時、肩を思いきり叩かれた

ドクッ___________

幼い頃の嫌な思い出が一瞬にして蘇ってきた

『お母さん！やめて！痛い！』

『黙れ！お前なんか産まなきゃよかった！お前達のせいよ！！』

『ごめんなさい！！もうしません！！』

『お母さん！Aは叩かないで！叩くなら俺を叩いて！！お願い！！』

そうだ、私、虐待されてたんだ

助けてくれた人は…誰なんだろう

一瞬にして、全てを思い出してしまったけど

思い出したくなさすぎるのか、記憶が途切れ途切れだ

叩かれた肩をさすりながら

「ごめんなさい、もうしません」

気づいたらそう呟いていた

．