＊ 危機回避本能 ページ4
上杉は1日の課程を終え、自室に引きあがる。しかし、ドアを開けて飛び込んできたのは....
「イヨーう！上杉。癒しに来てやったぜ！」
「おかえり、遅いじゃん」
若武と黒木がまるで自分の部屋のように居座っていた。
「お前らはヒマなのか？」
上杉は乱暴にカバンを机の上に置く。どうも機嫌が悪いらしい。
「俺は活動以外で貴様らと顔を合わせる時間は
さらにトゲのある言葉が続く。
「会うとストレスで体内細胞が死滅していくのが分かる。つまり、俺の生命活動の妨害だ。せめて勉強しろ。それだったら顔を初めて合わせてやる」
若武と黒木は大きくため息をつく。あまりにも酷すぎるだろう。
「オイッ、ひでーぞ！いつもより！！」
若武はブーイングを出し、反発する。
黒木はクスッと笑う。
「分かってるけどさ、上杉は居抜きしないからそんな気が立ってるんだよ」
上杉は即答で言い返す。
「お前は息抜きのしすぎだ」
すると若武が手にコーラを取り、上杉の肩に手をまわす。
「腹を割って語り合おう！向き合って誤解を解こうじゃないか」
上杉は若武の手を振り払う。
「冗談じゃない。そんな誤作動は起きてない！」
そう上杉が叫んだとき、ドアが開く。
「えっと... 若武に呼ばれて来たんだけど、お邪魔してイイ？」
彩が頬を赤らめ立っていた。上杉は、すかさず答える。
「お、おう...。その辺座っていいから」
すると若武が、黒木に尋ねる。黒木は面白おかしく笑っている。
「なあ、おかしくね！？」
「危機回避本能ってやつだよ」
＊
次の朝。上杉が起きると枕元にメモが置いてあった。
『上杉、人前で気持ちよさそうに寝てしまうとは、いささか危機管理に問題があると思うぜ。
��周りの人が味方とは限らない�� という危機感を持て。そして、常に慎重な行動を心がけろよ。 黒木』
「ッ！！！ お前ら、ふざけんじゃねえー！」
『追伸 上杉君。後から来た翼に写真撮られてたよ。すごく恥ずかしいのだから、決してもらった方がいいかも！ 立花』
＊ ロミオとジュリエット × カッズ→←＊ 教えて！ 美門君
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
禰猫 - 面白かったー。｢じゃあ美門彩になる？｣浜田組+彩(特に七彩と美彩)が好きな私...きゅんきゅんしちゃって隣に人がいなかったら｢キャーッ!｣と叫んで笑っているはずです!必死に我慢しましたから。最高でした。 (2020年7月11日 23時) (
レス) id: e8c0aaebea (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 面白いですね！黒木くん、台本になにを...(笑)上杉くんに頭を食べられた腹いせですかね？ (2019年3月15日 17時) (レス) id: a029c04e11 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらち*(プロフ) - 私、普段はコメディは書かないので、キャラが崩壊しまくってしまって... (2017年2月2日 19時) (レス) id: 2c3f42c40a (このIDを非表示/違反報告)
紫穂 - むちゃくちゃ笑ったわ (2017年2月2日 6時) (レス) id: 59f91ca1f6 (このIDを非表示/違反報告)
りか - うーん、、、 (2016年11月21日 17時) (レス) id: 17266e6610 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆらち* | 作成日時：2016年6月4日 18時
