＊ 勉強会 注意事項 ページ1
「分かんねえよ、なんでだよっ なんでなんだあッ！」
バシィン！と机を叩き、立ち上がる若武。
「歴史なんて分かんねーよ！」
「だから、今教えてあげてるでしょ」
小塚はシャーペンで教科書を指差す。しかし、1ページも進んでいない。
「ねえ、1分間に1回立ち上がるのやめてよ」
彩は不服そうに若武を睨みつける。やはり、これでは集中出来ないだろう。
「まず、座る練習からした方がいいんじゃね」
彩に数学を教えていた上杉が目線を上げずに嫌味を言う。
「おいっ 上杉。俺に不満でもあるのか」
若武は上杉と距離を詰め、上杉もそれに合わせて立ち上がる。
「ありまくりだ。宇宙規模で実在してんぞ」
その言葉で2人は戦闘状態に入る。
小塚は諦めて、自分の作業に戻る。
「ほら上杉。アーヤが次の問題で困ってる」
黒木は上杉の腕を引っ張り、連れ戻す。
「お、わり....」
上杉は座り、再度数学を教え始める。
「うるさい人間を黙らせる方法教えてあげよっか」
そう言って、本を閉じたのは、美門だった。
「腐った卵でも口に突っ込んでおけばいいんだ」
自分の体験談なのだろう。そういうと、上杉がぶっと吹き出す。
「腐った卵って... くくっ センスがねえ...。いやいや」
「聞こえたぜ」
美門は軽く上杉を睨みつける。相変わらず上杉は笑っている。
「俺、美門のことやり手だと思ってたけどよ。ジョークにはうといみたいだな。いや、センスがな...。 言葉を選ぶな」
「選んでないでしょ」
冷たく見つめる美門と、分かってて笑う上杉。
そんな中、彩は口元を押さえて言う。
「すごいセンス」
美門は彩につかつか近づき、両手で彩の頬を包み込む。
「アーヤまで言うんだ。これはお仕置きが必要だね」
美門がそう言った時、上杉が立ちはだかる。
「立花は今、俺と勉強してんだけど」
そんなやり取りを見て黒木と小塚はため息をつく。
「別に俺はいいけど、勉強会するかしないかはっきりしないか」
「僕たちやり場に困るよ」
勉強会。いくらエリートでも、気が散るものがあれば、 "消滅 "。
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禰猫 - 面白かったー。｢じゃあ美門彩になる？｣浜田組+彩(特に七彩と美彩)が好きな私...きゅんきゅんしちゃって隣に人がいなかったら｢キャーッ!｣と叫んで笑っているはずです!必死に我慢しましたから。最高でした。 (2020年7月11日 23時) (
レス) id: e8c0aaebea (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 面白いですね！黒木くん、台本になにを...(笑)上杉くんに頭を食べられた腹いせですかね？ (2019年3月15日 17時) (レス) id: a029c04e11 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらち*(プロフ) - 私、普段はコメディは書かないので、キャラが崩壊しまくってしまって... (2017年2月2日 19時) (レス) id: 2c3f42c40a (このIDを非表示/違反報告)
紫穂 - むちゃくちゃ笑ったわ (2017年2月2日 6時) (レス) id: 59f91ca1f6 (このIDを非表示/違反報告)
りか - うーん、、、 (2016年11月21日 17時) (レス) id: 17266e6610 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらち* | 作成日時：2016年6月4日 18時
