67 四男の宿題 ページ17
大吾side
「何してんの。」
「うわっ！びっくりしたー…」
昼ごはんを作り、
2階に声をかけたのにちっとも降りてこない。
痺れを切らして部屋に勝手に入ったら、
机に向かって眉間に皺を寄せる丈くんがおった。
こちらに全然気がつく様子がないので、
声をかければ、ビクッと肩を上げて大袈裟に驚く。
…と同時にバタバタと床に落ちる書類たち。
その一つを適当に拾い上げれば、
『夏季課題 中等部支援科1年 名前:高橋恭平』
と書かれている紙だった。
「何これ？」
「恭平の課題。」
「へ？なんで…」
それを丈くんがやってるん？と聞こうとしたけど、
あー…なるほど恭平くん、できないのか。
なんて1人勝手に納得した。
恭平くんの病気について説明された時、
思い出したり、考えたりする行為は症状の悪化に繋がるから避けるようにと聞いたけど、
正直まだピンときてない。
でも、こういう課題とかもダメなんやなぁ。
「学校も課題は無しとかにしないんや。」
「ある程度は出さんといけんのやって。」
でも、丈くんがやるんやろ？それ意味あるん？
とは思うが、
まぁ、学校側にも色々あるんだろう。
「で、何？」
「あぁ、ご飯できとるで。」
「あー、いま行く。この問題だけ解いてくわ。」
「それ-10やで、答え。」
「んぐ。」
先ほど拾い上げた時にチラッと見えた問題。
中1の問題やし、普通にサラッと解けるやつ。
「頭抱えるような問題ちゃうで。」
「んぐ。」
「あれ、高3やなかった？丈くん。」
「あー！！うっさいわ！！-10な、-10！分かっとったし！！」
俺がそう煽ると、
ババっと答案用紙に『-10』と乱雑に書き込んで、
そのままズカズカと部屋を出て行ってしまった。
この問題に悩んでたってことは、
他の問題は大丈夫なんやろか。
机に置かれた答案用紙を見れば、
やはりちょくちょく間違えている。
恭平くんの成績が下がるんも可哀想やから、
ちょっと手直ししよか。
そうしてたら案外夢中になっていたみたいで、
「大ちゃん、遅い！！ご飯冷めるで！！」
なんて流星が部屋にやってきた。
「ごめん、ごめん。今行く。」
「何してたん？」
「…あー、丈くんの尻拭い？」
「なにそれ。」
・
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月(プロフ) - mmさん» 承知致しました、！沢山質問してしまってすみませんでした！これからも作品を楽しみにさせて頂きます。 (8月25日 17時) (
レス) id: 434f5dca99 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 月さん» パスワードはTwitterアカウント内で公開しています。詳しくはプライベッター内の注意事項に記載しておりますのでそちらをご確認頂ければ幸いです🙇💦 (8月25日 7時) (レス) id: 7a938f67ca (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - mmさん» アカウントを無事見つけることが出来ました！ありがとうございます。お願いばかりになってしまって申し訳ないのですが、パスワードを教えて頂くことは可能でしょうか。 (8月24日 23時) (レス) id: 434f5dca99 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 月さん» アカウントはこちらです→@2022_mmk (8月22日 21時) (レス) id: 7a938f67ca (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - mmさん» ご回答ありがとうございます！そうなのですね、！どこかで言及されていましたら申し訳ないのですがTwitterのアカウントを教えて頂けたら嬉しいです。privatterのユザネで検索してみたのですが出てこなかったので... (8月22日 14時) (レス) id: 434f5dca99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mm | 作成日時：2022年9月2日 7時
