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恭平side
「一人で運べるか？」
「大丈夫、和也くん軽くなったし。」
皆がご飯を食べ終える頃、残業を終えた丈くんが帰ってきた。
テーブルの上の殆ど残されていない料理を見て、
「お前らに優しさってもんはないんか。」
なんて文句を言っていたけど、
駿が作ったケーキは、和也くん以外の6人で囲んで食べることができた。
誕生日会もひと段落し、
ソファーに横になったまま寝てしまった和也くんをお姫様だっこで持ち上げる。
一ミリも起きる気配ないから、だいぶ疲れとったんやと思う。
和也くんの頭を壁にぶつけないように慎重に階段を上がる。
丈くんの部屋の隣が和也くんの部屋。
そういえば、
和也くんが俺の部屋にくることはあっても、和也くんの部屋って入ったことないかも。
…ってかお姫様抱っこやと両手塞がっててドア開けられへんやん。
そんな初歩的なことに部屋の前で気づいたけど、何とか足を使って扉を開ける。
そして開けて、また気がつく。
電気つけられへんやん。
しゃーない。
肘で電気をつけるか。
ゴンっ。
パチッ。
「あ、ごめん。」
勢い余って和也くんの頭で電気つけてもうたわ。
幸い、腕の中の和也くんが起きる様子はない。
起きてもらわん方が都合がええわ。
ベットに和也くんを寝かせる。
「…おやすみなさい。」
グイッ。
和也くんを起こさへんように静かにベットを離れようとしたら、なにかに引っ張られた。
下を見れば和也くんが俺の服を掴んでる。
「起きた？どうしたん？」
もしかしてさっきのこと、怒ってる？
あれはわざとやないねん。
「…恭平、買い物…ありがとな…」
心の中の言い訳は意味がなかったようで、
予想とは反し、和也くんの口から出てきたのは感謝の言葉。
「うん、どーいたしまして。」
服を掴む手を剥がして、また布団の中にいれてあげる。
伝えたいことはそれだけだったのか、
満足げに微笑んで、また眠りについてしまった。
「…やっぱ和也くんのケーキと料理やないと誕生日って感じせーへんわ。次はみんなで祝えるとええなぁ。」
もう寝てしまった和也くんから返事はない。
前より少し小さくなった兄を起こさないように、
静かに部屋の電気を消す。
今度こそおやすみなさい、和也くん。
・
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月(プロフ) - mmさん» 承知致しました、！沢山質問してしまってすみませんでした！これからも作品を楽しみにさせて頂きます。 (8月25日 17時) (
レス) id: 434f5dca99 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 月さん» パスワードはTwitterアカウント内で公開しています。詳しくはプライベッター内の注意事項に記載しておりますのでそちらをご確認頂ければ幸いです🙇💦 (8月25日 7時) (レス) id: 7a938f67ca (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - mmさん» アカウントを無事見つけることが出来ました！ありがとうございます。お願いばかりになってしまって申し訳ないのですが、パスワードを教えて頂くことは可能でしょうか。 (8月24日 23時) (レス) id: 434f5dca99 (このIDを非表示/違反報告)
mm(プロフ) - 月さん» アカウントはこちらです→@2022_mmk (8月22日 21時) (レス) id: 7a938f67ca (このIDを非表示/違反報告)
月(プロフ) - mmさん» ご回答ありがとうございます！そうなのですね、！どこかで言及されていましたら申し訳ないのですがTwitterのアカウントを教えて頂けたら嬉しいです。privatterのユザネで検索してみたのですが出てこなかったので... (8月22日 14時) (レス) id: 434f5dca99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mm | 作成日時：2022年9月2日 7時
