31話 ページ33
洗面台の掃除が終わった為、朝食を軽く食べようと食堂に向かう途中…
後ろから声を掛けられた…
潔「なぁ、夢主!」
「ん?潔くん?」
潔くんとはさっき、洗面所で会ったばかりだったが…
何か用事を思い出したのかな?
「どうした?」
潔「あー…えっと…
朝飯…食べた?」
「…まだ…だけど」
珍しく言葉に詰まっているかと思えば、何故か朝食のことを聞いてきた…
そんな潔くんに疑問に思いながらも……話を続けた。
「…潔くんは?」
潔「え?…俺もまだ…
その、一緒に食べない?ついでだし…」
「そ、そうだね…行こっか」
洗面所で会った時は普通だったんだけどな…
一緒に食堂に行くと、まだ選手達の姿は1人も見えなかった。
潔「…いただきます」
「いただきます」
2人で手を合わせて、パンを食べた…
夕食は一緒に食べた事はあるけど……朝ご飯は初めてだ。
「潔くん…私に何か用があるの?」
潔「ッ!…」
思った事を聞けば、パンを口に含んだままあからさまに目を泳がした…
「…潔くん?」
潔「ごっごめん…えっと……その」
飲み込んで、ようやく答えるのかと思っていたが……
「その」から先に進まない。
千「おはよ…お前ら早いな?」
凪「…2人ともおはよ」
後から入ってきた、千切くんと凪くんに「おはよう」と返した…
潔くんはと言うと、ビクッと反応して挨拶を返していた。
千切くんと凪くんも朝ごはんを持ってきて、一緒に食べる事に…
千「…なんか、新鮮だな……夢主と一緒に朝飯って」
「確かに…いつも早いからね」
凪「ふぁ…眠い」
凪くんは相変わらず眠そうにしていた…なんだか朝食さえ面倒くさがってそう…
すると、隣に座っていた千切くんがバインダーを指さした。
千「それ、誰かに送んの?」
「あぁ、これ?」
手紙を見せると、千切くんは頷いた……これを見ていたのか。
「うん、ドイツの祖母にね…」
凪「…ドイツ?」
「…そぉ…ドイツに16年間住んでて、その時に面倒見てくれてたの…」
凪「え?夢主って…ハーフ?」
「うん…父がドイツ人で母が日本人…
あれ、話してなかったっけ?」
3人して首を振った…過ごす時間が多いから、もう話したとばかり思い込んでいた…
千「まぁ、顔見た時ハーフかなとは思ってた…」
凪「へぇ…」
潔「……マジか…」
潔くんを見ると…何故か、安堵した表情…
結局、潔くんが何を聞きたかったのか分からないまま。
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乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！私、逆ハー&大好きで…めっちゃ嬉しいです！ブルロのキャラたち全員かっこいいしかわいいですよね！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年3月16日 15時) (
レス) @page17 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ユミカン(プロフ) - kaedeさん» コメントありがとうございます!!ですよね!!潔くんかっこよくもあり可愛いんですよ!! (2022年12月19日 22時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
kaede(プロフ) - 潔くん可愛い。めちゃわかる() (2022年12月19日 19時) (レス) @page50 id: 92efcba7a4 (このIDを非表示/違反報告)
ユミカン(プロフ) - noche/ノーチェさん» コメントありがとうございます!読んでいて、とても嬉しく感じました!!今後ともこの作品共々よろしくお願いいたします！ (2022年12月8日 21時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
noche/ノーチェ(プロフ) - コメント失礼します！主様の小説の書き方がとても好みで、お話の内容も筋が通っていてとても素敵です!!夢主ちゃんの過去とキャラの展開がとても楽しみですね。無理をなさらない程度に頑張ってください！応援してます!!失礼しました。 (2022年12月8日 21時) (レス) id: 958fbd2e0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユミカン | 作成日時：2022年12月6日 13時
