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28話 ページ30

糸師冴から無理やり連れてこられた所は……

めちゃくちゃオシャレなカフェだった。


今のこの状況が理解できない中……目の前の彼は優雅にコーヒーを嗜んでいた。



冴「おい、お前……名前教えろ」



「………帝襟夢主です」




今更かよ…

と言いたいのを我慢して、名前を教えて上げると……鼻で笑われた


ぶっちゃけ、弟の方が性格マシかもしれない…


「てか、何でここに連れてきたの?」



冴「あ?女ってこう言う所がすきなんじゃねぇの?」



「別に嫌いでは無いけど……」


何だこの人……一体何がしたいの?



冴「まぁ、スペインのカフェに比べりゃ…小さいけどな」



「あー……確かに、スペインって結構大きいカフェ多いよね…



バルセロナのサンジャウマ広場の辺りに大きなカフェがあったっけ…」



冴「なんだお前、スペイン行ったことあんのか?」



「…小さい頃だよ…」


冴「やっぱり、お前ハーフか……?」




「……ドイツと日本…」



冴「ドイツか……あそこはサッカーが強い…


よく、大学生のクラブチームと試合をしてたな……」



「…へぇ」


冴「…ドイツにどのくらいいた?」


「…16年間……」


彼は一瞬、目を見開いて……直ぐにコーヒーに目を落とした。


冴「…日本でしたい事はないのか?」




「…え?……強いて言うなら、神社」


冴「は?神社だと?」


「……うん…まだ行ったこと無くてさ…

御守りっていうのも売ってるんだよね?」


冴「あぁ……神社か…それなら近くを知ってる…


行くぞ」


「えっえぇ!!」


またもや、手を引かれ…無理やり席を立たせられた。


「いや、だから……私の意思は!!!?」



結局、言われるがまま着いてきたら……赤い大きな門が見えた……


これが鳥居ってやつか

…初めての神社に興奮する私は淡々と先に進む糸師冴に、必死について行く…



冴「ほら、御参りしてこい…」


そう言って、指さす所は賽銭箱と書かれた箱がある…
一応、やり方を聞いてからお参りした。


「あっ!!ほんとにお守り売ってる!!」


御守り売り場の看板をみつけ、早速見ていく…

色んな御守りがある中……目的の御守りを見つけ、手に取る。



冴「…健康祈願かよ」


「なっ関係ないでしょ!!…ほら、糸師くんは買わなくていいの?」


冴「じゃあ、これ」


そう言って手に取ったのは、熊が鈴を持ったストラップ…
以外だな…


まさか、彼女へ!?

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乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します!私、逆ハー&大好きで…めっちゃ嬉しいです!ブルロのキャラたち全員かっこいいしかわいいですよね!無理せずに頑張ってくださいね! (2023年3月16日 15時) (レス) @page17 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ユミカン(プロフ) - kaedeさん» コメントありがとうございます!!ですよね!!潔くんかっこよくもあり可愛いんですよ!! (2022年12月19日 22時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
kaede(プロフ) - 潔くん可愛い。めちゃわかる() (2022年12月19日 19時) (レス) @page50 id: 92efcba7a4 (このIDを非表示/違反報告)
ユミカン(プロフ) - noche/ノーチェさん» コメントありがとうございます!読んでいて、とても嬉しく感じました!!今後ともこの作品共々よろしくお願いいたします! (2022年12月8日 21時) (レス) id: d937bb32a6 (このIDを非表示/違反報告)
noche/ノーチェ(プロフ) - コメント失礼します!主様の小説の書き方がとても好みで、お話の内容も筋が通っていてとても素敵です!!夢主ちゃんの過去とキャラの展開がとても楽しみですね。無理をなさらない程度に頑張ってください!応援してます!!失礼しました。 (2022年12月8日 21時) (レス) id: 958fbd2e0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユミカン | 作成日時:2022年12月6日 13時

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