私がサッカーを嫌いな理由

1話 ページ3

アンリお姉ちゃんから頼まれ…ブルーロックと言う所にきた…。





そこは、日本サッカー界に革命を起こす…世界一のストライカーを生み出す施設だという…






正直言って、下らない……


アンリお姉ちゃんの頼みでなければ、近づきたくも無い所だ……


サッカーと聞くだけで、嫌気がさす。




ｱﾝﾘ「……さぁ、ここよ…入って」



「失礼します…」


アンリお姉ちゃんに案内されるまま…部屋に入ると…


漫画に出てきそうなモニターが最初に目に止まった…

まるで、監視部屋みたい。




そこに堂々と座ってるのは、眼鏡を掛けた人……



恐らく、この人が絵心甚八という男だろう。



絵「やぁやぁ……君が夢主ちゃんだね?


俺は絵心甚八……」




「よろしくお願いします……」



絵「早速本題に入ろうか……


君にここの選手のマネージャーを頼みたいと思ってる……時給は弾むし、交渉次第では…プロリーグのマネージャーの仕事も紹介しよう…」




「…サッカーのプロリーグなんて興味無いので大丈夫です……


それより、お金の話をしませんか?」




絵「……ほんとにサッカーが嫌いみたいだな?」



「えぇ……大嫌いです」



絵「フフ…それでいい……それでこそ、ブルーロックのマネージャーだ…


私に対しても物を言えるんだ…選手に対しても、同様だろう…


そうこなくっちゃ、ここのマネージャーは務まらない」



よく分からない人だ…サッカーが好きでここにいるんだろう？



絵「…時給は君の希望でいい……

住み込みだから、荷物は持ってきてて?

詳しい内容は、アンリちゃんから聞け」




ｱﾝﾘ｢ちょっ!?何勝手に決めてるんですか…!!


夢主はまだ何も…｣


｢いいですよ?明日からですね、わかりました｣



ｱﾝﾘ｢えぇ!?夢主!?｣



マネージャーをやるのにサッカーが好きか嫌いかとか関係無いし…


それに、時給を決めていいなんて…こんな好都合なバイトは無いだろうね…





明日から……ブルーロックのマネージャーか……






選手とは、仲良くする気も無いけどね…


とここに来たばかりの私はそう思っていた…

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