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112話 ページ47

今日が…決行の日…



支度をして、ロビーに下がった。





一「…おはよ、準備はいいか?」



柚「…うん!


大丈夫」




寂「それでは行きましょう…」




そう言って、目的地に向かう…


そう、"あの場所"へ




寂「ここからは関係者以外立ち入り禁止になってますね」




車で走って数時間の場所…かなりの長距離だった。



前よりは道は舗装させていて、かなり綺麗になっていた…




柚「ここからは歩きます…


私一人で」





寂「分かりました…


必ず戻って来て下さい…」




柚「…はい」





そう言って、1人…道を歩いていた。



立ち入り禁止区域へ入る…


少し、歩くと…見覚えのない白い塀が立ち塞がった。


あの時より、かなり大きい施設になったみたいだ。




柚「来たよ!!…」



「…入れ」




声をかけると、塀の扉から白衣を着た研究員が出てきた。


顔はマスクをしてて認識しづらいが…中に入ると、早速…薬品の匂いが鼻についた。



そして、奥から出てきたのは…


恵「ようこそ……研究所へ…」







柚「…ここは、マイクの製造をしてるんだよね?


その割には、警備があの塀だけって…無防備なんじゃない?」






恵「あら、あの塀には監視台が付いているのよ?



簡単に侵入しようものなら即座に警報音がなり、特殊部隊が駆けつけるシステムよ


それに、あの塀は簡単には開かないようになってるの」



柚「私がいない間にあんなものまで…


随分とご出世なさったのね?」




恵「こっちへ…


貴方、客人にお茶の用意を…」




「はい」




着いたのは、劗蔴の作業部屋か?


大きなデスクに三郎くんより多いパソコン…


作業部屋というより、監視室。




劗蔴はそのデカいデスクの椅子に腰掛け、私の方を向いた。







恵「とりあえず……何か聞きたいことはあるかしら?」




柚「……なぜ、今更ブラッドシスマイクが必要になった」





恵「…中王区の命令よ……新生ヒプノシスマイクが今後改良が難しい場合の保険、と言ったところかしら




…それより、貴方が聞かなきゃいけないのは過去の事じゃない?」





過去の事………






お兄ちゃんの事………





お父さんとお母さんの事……





海鼠子やあの子達の事………






柚「…じゃあ、教えて……過去のことを」







恵「…フフフ…えぇ、わかったわ」

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カメ - すっごく続きが楽しみです!更新楽しみです!作者様のペースで更新お待ちしております! (2021年9月16日 1時) (レス) id: a727910568 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもっちもっち - はじめて!一気読みさせていただきました。とてもおもしろかったです!更新楽しみにしてます! (2021年9月14日 19時) (レス) id: dfec547105 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユミカン | 作成日時:2021年7月19日 0時

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