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110話 ページ45

立ち去って行った…あの女は何が目的なのか、解らずじまい。






左「チッ…おい、大丈夫か?」







柚「…っ!?…うん、大丈夫」






左「…?」







一「…あいつになんか言われたのか?」




柚「…」






左「とりあえず、寂雷先生達に報告だ…


戻るぞ」






柚「…うん」



一「チッ…」




中に入って、フリースペースに皆が集まった。


状況を説明すると、やはり悩んでいた。


寂「彼女がどういうつもりで交渉を持ちかけたのかは分かりませんが…


何か裏があるのは目に見えています」



柚「…でも、この状況…使えるかも知れません」


空「…おい、まさかお前…」



柚「うん…」


私の考えを話すと……やはり、皆渋っている。


寂「…あまり、得策とは言えませんね…」



左「俺様は反対だ…アイツらの思惑におめぇがわざわざ乗る必要はねぇ…」



柚「…そうだけど…」


理「ふむ…相手の裏をかくためには思惑に乗ったふりをするのがいいが…


それでは、柚華が危険すぎるのでは」




柚「…大丈夫です……それに、確かに私は自分の事を知らなさすぎる…


それを知る為にも…私にはこの策がいいんです!」




寂「…君の言い分は分かりました…


私は賛成です…」



一「…仕方ねぇ……お前が決めた事だ、俺も賛成だ」



乱「ジジィと同じ意見ってのは気に食わないけど…


僕は柚華の意志にそうよ!賛成!!」



左「俺様の意思は変わんねぇ……反対だ」

乱「ちょっと、左馬刻!!」


空「悪ぃが…拙僧は賛成だ…


柚華が目的の為にリスクを犯すんだ…それをフォローしてやるのも務めだ!」



簓「はぁ…全く、俺も賛成せなアカンやないかい…」



寂「賛成が多いので、この策で行きましょう…


左馬刻くんには悪いのですけど」



左「チッ…クソが!!」



柚「…ありがとうございます…」



そして、この策を…明日決行することとなった。



ーーーーーーーーー


恵「…零…どうしたのよ」




零「明日…お前のとこに嬢ちゃんが来るんだとさ…」




恵「…あらそう…まぁ想定内よ…」




零「何故お前は、リスクを犯してまであの嬢ちゃんに接触した…?」




恵「…それは、貴方に話す事じゃないわ…」



零「フッ……まぁいいがよ…



気をつけねぇとな……」





恵「……」

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カメ - すっごく続きが楽しみです!更新楽しみです!作者様のペースで更新お待ちしております! (2021年9月16日 1時) (レス) id: a727910568 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもっちもっち - はじめて!一気読みさせていただきました。とてもおもしろかったです!更新楽しみにしてます! (2021年9月14日 19時) (レス) id: dfec547105 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユミカン | 作成日時:2021年7月19日 0時

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