112話 三郎side ページ27
柚華姉さんは直ぐに、救急車で乗せられ…
シンジュク中央病院まで運ばれた。
僕は、一兄に連絡した。
一『どうした?なんかあったのか!?』
三「実は…柚華姉さんが!!」
一『またその話か…
そんな事なら俺は切るぞ』
三「待って下さい一兄!!!」
また、話を遮られてしまった。
一兄は諦めて、診察室で先生の話を聞く事に…
寂「……なんとか一命は取り留めました…
けど、まだ意識は戻ってません…」
二「それって…意識は戻るのかよ!?」
寂「…今のところは何とも言えない状態です…
まずそもそも…1分でも処置が遅かったら命は無かったはず…」
三「けど、連中はマイクしか持ってなかった!!」
寂「…恐らく…ブラッドシスマイクによる攻撃と考えた方がいい…
威力がこれ程までとは…
そう言えば、一郎君は…?」
三「…来ませんよ…」
寂「…そうかい…分かった…
君達は病室に行って、柚華くんの様子を見ててくれないかい?
その間に他の人達に連絡をします」
そう言われ…病室に向かうと、ベッドの周りには管や沢山の機械があった。
柚華姉さんの体は…所々、包帯が巻かれていたり…
血の滲んだガーゼが頭にされていた。
酸素マスクで口を覆われ…見るに堪えない。
三「…っもう少し…帰るのが早かったら…」
二「お前が気に病むことはねぇ…
俺なんて…っクソ!!」
とても、悔しかった…。
柚華姉さんを襲った奴らの顔さえ見ていなかった…
汚点も良いとこだ…
すると、誰かが病室に入ってきた。
左「柚華!!!
…お前ら…一郎の弟じゃねぇか」
二「碧棺左馬刻…」
左「…柚華…
なんでこうなった…てめぇら現場にいたんだろうがよ!!」
理「左馬刻っ!!少し落ち着け…
小官らがそこの少年を責めることは出来ない」
二「…っ」
三「…実は…」
柚華姉さんの事を説明すると、碧棺左馬刻は相変わらずバツが悪そうな顔をした。
銃「…謎の集団…目的は一体なんだ」
左「…ぜっってぇ、見つけて海に沈めてやる…」
理「…けれど、手掛りがない以上…特定するのは不可能に等しい…
今は、柚華の近くで意識が戻るのを見守るしかない」
三「…近所に目撃者がいるかもしれない…
もし、いたら…知らせる」
銃「…助かります」
何時もならこいつらと協力は絶対嫌だけど、柚華姉さんの為だ…。
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カメ - すっごく続きが楽しみです!更新楽しみです!作者様のペースで更新お待ちしております! (2021年9月16日 1時) (レス) id: a727910568 (このIDを非表示/違反報告)
わらびもっちもっち - はじめて!一気読みさせていただきました。とてもおもしろかったです!更新楽しみにしてます! (2021年9月14日 19時) (レス) id: dfec547105 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユミカン | 作成日時:2021年7月19日 0時