ヒプノシスマイクanotherSTORYー3ー

99話 仄仄side ページ13

仄｢失礼します〜


あっいたいた!!オネェ様｣


恵｢あら、仄仄じゃない?


フフ、元気そうね｣


私のお気に入りの人物…

劗蔴 恵魅さんで私はオネェ様と呼んでる。


仄｢久しぶりに会えたって言うのもあるけど…


いい話を持ってきたの…生き残りの子供の件でね?｣


恵｢…何ですって…!?



フフ、やはり…貴方は頼りになるわね?｣


案の定、オネェ様は表情を変えた。


仄｢まだ、確定ではないのだけれど…



候補として上がってる子がいるのよ…




名前は繪痲偽 見做…｣


恵｢フーン…聞いた事あるわね｣


仄｢あら、オネェ様知らないの?

最近人気の歌手よ?少し流行に疎いんじゃなァい?｣


恵｢余計なお世話よ…続きを｣


仄｢証拠として…この子のプロフィールを見て?｣



持ってきた、見做ちゃんの資料を差し出す。


恵｢フーン…この子、戦争孤児なのね


ん?児童相談所に来た日付…｣


仄｢流石!!そこよ…暴走が起きた日付と一致してるの…



それに…この子、ラップバトルができるのよ

しかも、かなりの腕だったわ｣


恵｢フフ…中々信憑性あるじゃない…







この子が気になってきたわぁ｣



仄｢良かったぁ〜

問題はねこの子は…本当に戦争孤児なのか


それとも…嘘ついてるのか…｣


恵｢…あの子にそんな知能があったなんて…



志津見海鼠子はやはり、生きていたのね…


後は、この子がいつボロが出るのか…

見ものね｣




仄｢お姉様ったら怖ぁーい!




まぁ、また分かったら連絡するわ…


後、もしこの子で確定だったらどうするの?｣




恵｢そんなの勿論…





また連れ戻すわよ…今後の計画でこの子が必要になってくるの


それに、ブラッドシスマイクを持ってるのはあの子だけよ…



あっそうだ、仄仄…またこの子を調べる事があったら…左の首を見て…このタトューを実験体なら入れてるはずよ｣





お姉様が見せてきたのは、バーコードのような感じのデザイン。






仄｢フーン、りょうかーい!!



またね〜オネェ様♡｣



面白く…なってきたわ…




あの子が実験体と知った時の

ディビジョンチームの顔が見てみたいわ!





人の大事な物を壊すのって…


だぁい好き!!

100話 一郎side→←98話 寂雷side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す