【文スト】私の兄はシスコンです。【芥川龍之介】

参拾伍話 ページ39

「ゲホ…ｯ」

フ「もう限界だろう？」

「…っ」





限界…？





そんなもの、私には無い。





太宰さんの様に、私は強くなるんだ。





太宰さんや兄さんの隣に立っても、恥ずかしくないように…っ。





「私は…っ、お前なんかに負ける訳にはいかないんだ！」

フ「…何が君をそんなに動かすんだ。」

「探偵社の皆や兄さん達が居るからだ。」

フ「そんなに俺の下へ来るのが嫌なのか。」

「最初っから私はそう言ってる。」

フ「けれど、もう手遅れだ。誰もAを助けになど来ない。誰も君が居なくなった事に気付いて居ない……っ！？」





−ﾀﾞｧﾝｯ！！





「余所見…、しちゃぁ駄目だよ((ﾆｨｯ」

フ「不意打ちとは…。流石、とでも言っておこうか。」

「＿_"羅生門"」

フ「まだ続けるか。」





私は戦い続ける。





此奴を倒すまでは。





「喰い殺してやる____」

フ「君は俺には勝てない。」





−ﾊﾞﾝｯ！！




？「Aっ！！！」

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