色んな恋を【短編集】

雑巾レース《石垣光太郎》 ページ3

石「A！競争や！」

「石やんがそう言うならえぇで！やったるわ！」

石「行くでー？よーい…ドンっ！！」

「うおりゃぁぁぁっ！！！」

石「負けへんでぇーっ！！！！」

−ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ

2人の足音がする。

でも、気を抜いたせいかもしれない。

「うあっ！？」

石「Aっ！？」


−ｶﾞﾝｯ


「い…ｯ！！！」


私は思いっきり転んで、頭をうってしまった。

かなり、派手に転んでしまったなと自分でも思う。


石「A大丈夫か！？」

「う、うん…」

石「保健室連れて行かなアカンな…！しっかり捕まっときや！」

「え、あ…ちょっ！」


私は石やんにお姫様抱っこをされて運ばれている。

めっちゃ恥ずかしいんやけど…ｯ////

石「ごめんな、俺のせいや…」

「だ、大丈夫やから…ｯ！」

石「いや、アカン。Aに怪我させてしもうたんや。Aが怪我したら、俺も辛いしな。」

「い、石やん…」


それから、保健室に着いても先生が居らず石やんが丁寧に手当てしてくれて。


心配やからと、私の家まで送ってくれた石やんでした((苦笑

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