私の思春期へ

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初めて知ったこと。チャンミナオッパはアイドルの卵


つまり練習生らしい






ダンスも歌も上手いことを知ってたし、何より踊ることが大好きなことも聞いていた










「…練習生って大変なの？」



チャンミン「アイドルになるためだからね。そりゃあ大変だよ」



「キツい？」



チャンミン「うんでも、幸せ」



「幸せ？」



チャンミン「やりがいを感じるからさ。頑張ってるんだな〜って」



「そっか」



チャンミン「Aはないの？夢」



「夢がなんなのかも分からないから、笑」



チャンミン「んー。やりたいこと！絵を描きたいとか、何か作りたいとか、歌いたい、踊りたいとか！！」



「うーん、今は無いかな、」










なんて言った私に、生きてればいつか見つかるよ。といつものように頭を撫でたオッパ


夢というのかは分からないけど、わたしはオッパのような人になりたい




それだけはいつも思っていた











それからオッパは'' THE BOYZ ''としてデビュー。





嬉しかった。泣きながら報告してきたオッパに私も泣きながら「おめでとう」と伝えた










アイドルなんて全く知らずに生きてきた私は、これが当たり前の日常が崩れ始めるスタートだと言うことに気づく訳もなく。











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