エゴトレ！！５【ブルーロック】

☆ 2024 お正月 企画 ☆ ページ37

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2024年1月1日。
お正月は、この青い監獄にもやって来た。



「皆さん！ 今から日本の伝統文化、餅つきを開催しますよ！」


『なんて？』



っていうかアンリさん今日、お休みのはずじゃ……
確かに昨日の大晦日、しかも夕方からっていう短い日程ではあったけども。



『翌日午前に舞い戻ってくるとか………どれだけワーカホリックなんですか』



24時間も取らなかったじゃないですか、お休み。
日本人やばいな。これが社畜ってヤツか。



「えぇ、Aちゃんには言われたくないなぁ。ワーカホリックは」


『え。………いや私はほら、お正月だからって帰る実家があるわけでもないですし。絵心さんと監獄で年越しっていうのも、中々オツでしたし』



セントラル・モニタルームの大画面で紅白観て、一緒に年越しカップ蕎麦を食べた。いやぁブレないよね絵心さん。


そんな私の報告に、「へ、へえ……」とぬるい笑みで応じてから、アンリさんはその豊満なおムネを私に向けて張った。わーすごい迫力。(感動)



「とにかく！ 餅つきしようAちゃん！！」


『あ、ハイ』



おムネだけじゃなかった。←
アンリさん、餅つきをめちゃくちゃ推してくるのは何故。

お正月 → お餅 → 餅つき という連想はまあ、理解できなくもないけども。



「ほらせっかく今、海外からも色んな選手たちが来てくれてる訳じゃない？ " 青い監獄 "(ここ)に」



そう言って、大きなお目々をキラキラさせるアンリさんの意図を、ようやく理解する。



『なるほど。海外の選手たちに、餅つきという日本の伝統文化を体験してもらおうと』


「そーいうコト！ もう準備は済んでるから、Aちゃんは海外選手たちのサポートに入ってくれる？」


『承知致しました』



だからさっきから、お米の炊ける匂いがしてるのか。理解。


「よーし！」と腕まくりを始めたアンリさんのお役に、少しでも立つべく。

私も同じように青い監獄オリジナルジャージの袖をまくり上げ、餅つきの道具を興味深そうに眺める海外選手たちの元へと、向かったのだった。













「餅っつうのはアレだろペラ子。ライスボール」


『ソレおにぎりですね、ラヴィーニョ選手。ブラジルでもスペインでも餅は餅、だった気が』


「食ったことねぇな、そういや。美味いのか？」


『美味しいですけど、お年寄りにはまあまあ危険なブツなのでご注意を』


「お前それ遠回しに、俺のことジジイっつってんだよな？」

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番外編 : 餅つきとエゴトレ。→←185 : 時間がないんだよ

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