エゴトレ！！５【ブルーロック】

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時間厳守、と烏くんから釘を刺されたこともあり、各チームの今日のトレーニングデータを急いでチェックしていた。

間もなく完了というタイミングで、鳴らされたノック。



「Aさん、ココですか？」


『あ、うん。その声は……………………えっと、』


「………二子です」


『すまん二子くん。すぐ土下座するからちょっと待ってて』


「要りません。別に気にしてないですし…………ちょ、前髪上げようとするの止めて下さいAさん、叩きますよ」


『いやもしかしたら、お目々ウルウルさせてるんじゃないかって………待って、ほんとに叩こうとした今』


「僕のデリケートゾーンを暴(あば)こうとする輩(やから)は、何人(なんびと)たりとも許しませんから」



「シッシッ」と虫のごとく二子くんに払われ、とりあえずあの「きゅるん♪」としたお目々を拝むことは諦める。

せっかく可愛いのに。隠すのもったいないと思うんだが。



「少し早いですけど、もう出られますか？ ちょっと準備で手伝って欲しくて」


『ああ、パーティーの？ むしろ手伝わなくてごめん。もう大丈夫だから私も行くよ』



二子くんがこの部屋まで来た意味を理解し、データを保存してから立ち上がる。



『第一会議室だっけ』



烏くんがアナウンスしていた内容を思い出しながら、隣を歩く二子くんに確認すれば。



「はい。もう結構みんな、集まってました」


『へー、優秀』



皆も楽しみにしてたんだろうか、なんて微笑ましく思った私に、二子くんは。



「……あ、Aさん。運びたいモノもあるんで、先にこっちの部屋にお願いします」


『ん？ あ、隣？』



二子くんが指した先には、「第二会議室」のプレート。そのドアを大きく開けると、二子くんは「どうぞ」と私を促した。


次の瞬間。



オッシャァァァァ………!「ご苦労だったな、二子ボーイ。待っていたぞA」


『ほんとその効果音、どこから鳴らしてくるの蟻生くんは』



プレー中も聞こえてくる不思議。
これまさかの物理じゃなくて、幻聴だったりする？←


………などとオシャ音の出どころに思いを馳せていれば、隣から漏らされた溜息。



「……本当に実行するんですか？ 蟻生くん」


「当然だ二子ボーイ。俺、の責務だからな。これは」


『？？ 何の話？』


→→→まだまだ続くよ！


☆ スミマセン全然続きます……！(土下座)
残りはまた明日、書いて更新しますね♡

ー4→←番外編 : クリパとエゴトレ。

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