エゴトレ！！５【ブルーロック】

174 : めっちゃ楽しそう ページ11

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カイザー選手のゴールで、スコアは1一1。


イングランドチームは千切くんが、リスタートのボールを蹴り出した。


それを受けたアギ選手から、更に玲王くんへ。パスを交換し、二人で中盤を押し上げる。



【序盤(じょばん)で進化を見せた玲王くん、千切くん、凪くんへは当然、ドイツチームのマークがキツくなってます】


《お。読める字になってきたなAちゃん》


【お。良かったありがとうございます】



絵心さんからも無事、スケブ芸認定 ( 認可、か？) を頂けたってことでいい？←



それでも、玲王くんのキープ力はさすがだ。
再びアギ選手にパスを出すと見せかけて＿＿＿＿＿＿



(凪くんに、…………え？)



ドイツDFを一枚背負い、またもゴールに背中を向ける形で、凪くんは玲王くんからのパスをトラップ＿＿＿＿は、せず。



DFの頭上を抜くように右足でボールを浮かせ、自身は素早く前を向くターン。

DFは完全に置き去りにされたと、誰もが思った瞬間だった。



「え、」



凪くんが疑問符を発したのも無理はない。
ボールが再び、凪くんの足に吸い付くより先。



「お前の創造性(クリエイティブ)なんか、俺の前じゃごっこ遊びだぜ凪」



不意に、という形容が合うタイミングで潔くんがそこへ現れ、ボールを奪った。



「……うっぜ」


【潔くん、まさに " 湧いて出た " 感じでしたね。今のカット】



凪くんのトラップを先読み。
更に、ボールを的確に奪えるポイントまでをも。



「……なんだ、あの11番……」



「さっきまでとは動きが違う……？！」と、あの分析屋・アギ選手が驚きを隠せない程度には。確かに。



(何が視えてるんだろう、今の潔くんには)



ドリブルで、明らかな意思でもって進んで行くのはピッチ中央。その口角は上がっている。

「めっちゃ楽しそ……」と呟いたのは氷織くん。同感だ。



「黒名！」


「いるよ」



前を向いたまま、潔くんが召喚(しょうかん)したのは、ライン際を駆け上がってきた黒名くん。先程もこの二人＿＿＿＿＿＿＿



「右サイドから崩すんだろ。準備はできて、」


「いらん。もっと視えてる………今の、俺には……」



「は？」と、その意味を計りかねたらしい黒名くんの疑問符を、一蹴(いっしゅう)するような力強さで。

「ついて来い」と命じる潔くん。



「中央突破だ」



そうして宣言通り。


自身を止めに現れた玲王くんに向かい、迷いなく突っ込んでいった。


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☆ 赤星御礼 ☆→←173 :ちょっと厨２的な

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