続）二人の特級術師に何故か狙われています。【呪術廻戦】

52 : わりかしド正論 ページ10

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とりあえず先生に頼まれたのは、この子の散歩だ。


高専の環境と術師に慣れさせるってアレか、ただ校内をブラブラしてればいいのか。


……………硝子先輩に会わないよう、注意してな。(多分それが最重要事項)



いやでもほんと、このパンダさあ………



『もう本物じゃんまじで』



毛の感触とか温かさとか、生き物だよもはや。



動物は全般に好きだ。

特にネコは飼ってたこともあるしね。
パンダって確か、漢字だと熊猫って書くんだっけ。



「お前、本物のパンダ抱っこしたことないだろ？」


『ナチュラルに人語を話してこなければ、本物なんだよなあ。絶対』



しかもさっきから、わりかしド正論。
私負けそう。



『いやでも、この感触は癒やされるわ。もふもふ』


「もっとデカくなったら、毛は硬くなるけどな」


『嘘でしょ成長もすんの？！』



え、すげえ。

傀儡うんぬん、て夜蛾先生の難しい術式とか研究内容なんて全然わかんないけど。


呪骸って成長するんだ……！



「俺はかなり変異したタイプらしいからな」


『へーすごいんだねー』


「全くわかってないだろ」



鋭いな、パンダめ。

あ、ちなみにこの子の名前はまんま「パンダ」とのことです。

ひねりが無さすぎだよ夜蛾先生。



『………ま、とりあえずは』



ケーキのために！ 私は私の責務を全うする！！


…………つっても、高専の中を散歩するだけだが。



よし行くぞ！と腕の中に声を掛ければ、「応！」とやたらに男前な声が、返ってきたのだった。


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☆ 皆さまメリクリです！ひよでございます。

クリスマスにちなんだお話じゃなくてごめんなさい……！
ちなんだお話は別途、あーる18フラグの短編集にて、伏黒めぐみんで書きました。フラグ苦手じゃない、18歳以上の方々、宜しければお試し下さいませ♡

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