二人の特級術師に何故か狙われています。【呪術廻戦】

16 : トリッキーが過ぎる ページ17

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あっさりとこの場を去って行く硝子先輩にとって、煙草という嗜好品のプライオリティはめちゃくちゃ高い。

可愛い後輩より大事なんですよね。………クソが！



………まあでも今ここにはまだ、雄とナナミンが居る。

夏油先輩なら、そこまで無茶なことはしないだろう。そう思いたい。



「美味しかった！」



数分後、ごちそうさまでした！と雄が元気に手を合わせたのを合図にして、私達は席を立った。

ナナミンにつられて選んだスペシャルサンドウィッチは、すでに私も完食済だ。


食器の返却場所まで、皆で来た時。



「はい、A」



振り返りざま、「貸してごらん」と私に向かって差し出されたのは、夏油先輩の左手。

トレーを棚にのせてくれようというのだろう。



ほんっっとこの人セクハラさえしなきゃ、ナナミンばりのじぇんとるまんなんだけどなあ。


ありがとうございます、と目の前の厚意は素直に受け取ることにして、その手にトレーを渡した。


………………その直後。



「まだ甘いよ」


『っ？！』



素早くトレーを持ち替え、空いたその手が掴んできたのは私の手首で。


チュッとわざとらしく立てられたリップ音に、頬へと熱が集まるのを自覚する。



『て、手のひらとかっ…………トリッキーが過ぎるでしょ！』


「ははは、この前は失敗したからね。私も学んでいるんだ」



クツクツと、それは楽しげに笑う夏油先輩の手を振り払った私はそのまま、猛ダッシュで。



「あれ、どこ行くのー？A」


『手！洗ってくる！！』



何も見えていなかったであろう雄と、背後でやっぱり溜息をついたナナミンと、まだ笑っている夏油先輩を置き去りにして。



一人女子トイレへと、駆け込んだのだった。


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Aさま、こんにちは！

お気に入り登録、☆評価に♡も沢山、ありがとうございます(泣)


別界隈なんですが、、宣伝させてもろてよろしいでしょうかすみません(土下座)

鬼滅の連載が先日完結しましたので、鬼滅も読んでやらんくもねーよ？、と言って下さる方、もしお時間ありますれば是非に……！


風柱が、令和の現代へと逆トリップしてくる話です。お待ちしてます♡ ↓

《完結》風柱、拾いました【不死川実弥】

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