風柱、拾いました【不死川実弥】

おまけ「柱達と、飲みました」 ページ47

・




※ おばみつ要素あります、ご注意を！







私は一人、震えていた。
目の前に広がるこの光景を、夢女仲間たちに見せたいと……！！



「Aちゃん、酒は飲めるって聞いてるぜ？ 遠慮なんかしねえで、どんどん頼めよ？」



タイミング良くドリンクメニューを差し出しながら、バチコーン☆と綺麗なウインクをかます、超絶お色気イケメンな音柱と。



「あまり無理強いはするな宇髄。彼女のペースというものがある」


「そうよね伊黒さん！ Aちゃん、楽しく飲みましょ！」



さり気なく隣同士に座り(距離感も近いぞコノヤロウ)、にこにこ笑う超絶愛らしい恋柱に、その恋柱を視線で愛でる、超絶優しそうなオッドアイの蛇柱。

今世は自己肯定感もちゃんとあるようで、本当に何よりです(泣)



『ぐうっ………リアルおばみつ尊い……！』


「えっ？ おば？？」


「あァ甘露寺、コイツの発言は8割スルーでいいぞォ」


『8割ってほぼほぼ全部だよ実弥さん』



ヒドイ！と抗議すれば、向かいで奥ゆかしく笑う超絶美女の蟲柱。



「まあまあ、Aさんは本当に楽しい方ですねえ。こんな方に拾って頂いて良かったじゃないですか、不死川さん」


『さすがは蟲柱さま！よーくわかってらっしゃる！』


「お前実はもう酔ってンだろ」



うふふふ、と笑うしのぶ様は、やっぱり毒舌だと嬉しいというのが私の夢女的見解です。(キリッ)



「美味い！！ わっしょい！！」


『………』


「………煉獄見ていきなり静かに泣くなや。情緒が完全に行方不明じゃねェか」


『うっ………だ、だって……昨夜、「無限列車」また放送されてたからっ……！』



炭治郎と一緒に正座して、炎柱の最期のありがたいお話聞いたよ。(何度目)

美味しそうに芋焼酎飲んでる煉獄さん……生きててくれて本当にありがとう……！！！



「む！A殿の推しは、不死川ではなかったのか？！」



不死川が拗ねてしまうぞ！と、快活に笑う煉獄さんが尊すぎて、もはや眩しくて直視できない。

あ、髪の毛もやっぱり眩しかったことは、ここに報告しておきます。



それにしても、煉獄さんの口から「推し」ってパワーワードが出るのしゅごいな。現代人じゃん。



『最推しは確かに風柱なんですけど、基本、箱推しなので…………皆さん全員が好きなんです！』



拳を握ってそう宣言した私に、その場の「元・柱」達は。


一度顔を見合わせてから、声を上げて笑った。


・

ー２→←☆ 今後の予定と宣伝と

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す