【チェンソーマン】人間皆々平等に(男主)

一,五 ページ2

デンジside

仕事が終わって帰ろうと思った時、車にいた男に呼び止められた

「おい！犬！このタバコ食ったら100円あげるよ！」

と、自分が吸ってたタバコの吸い殻を渡してきた

「マジっすか！？いただきます！」

勿論俺は食わないわけが無く、

食っただけで100円だなんて超超お得じゃねえか！！と喜び、

口元に寄せ食べようとした瞬間ｰｰｰｰ


「少しいいかい？子供にましてやデンジ君に何食べさせようとしてるんだい？」

見知った声に驚くといつの間にか口に手を当てられていた。多分食べないようにするためだな

だがそんな事よりも最近会えなかったことからの嬉しさが勝った

「兄ちゃん！久しぶりだな！！」

振り向いた俺は腕にエコバッグをもった兄ちゃんに近づいた

俺の言葉にヤクザ達が驚いた
確かに兄ちゃんと俺は全然似てないからなー当たり前だけど

「確かに久しぶりだねデンジ君。でも、お金が貰えるからってタバコを食べちゃいけないよ、」

危ないからね。そう言った兄ちゃんはタバコを食べさせようとした男を睨みつけていた。うわこっえ！

その後視線を俺に戻して目元を緩めて笑った

「僕的には兄ちゃんでも良いんだけれどよかったら累兄ちゃんって呼んでほしいかな」

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