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KAI side







俺が初めてAを見たのはAがうちの会社に入ってすぐの頃だった。


練習室へと向かう途中、前から歩いて来た東方神起のユノヒョンに手を引かれた小さな女の子がAだった。



その時はただ挨拶しただけだった。

小さな女の子は目が赤くなっていて、ぎゅっとユノヒョンの服を掴んでいた。


マネージャーとか、会社の人の子供とかそんなところだろうと思ってた。まさか練習生だとは思わなかった。




数日後、噂で「ものすごく小さい子が練習生になった」ってのを聞いた日。







Sh(スホ)「どうした、ジョンイン?」


KA「あれ、」


CY「なになに?」







もう外は暗くなって誰も居なくなった練習室に一人音に合わせて踊っている小さな女の子。

ドアの隙間から見えたその姿は天使のようだった。



踊り方か雰囲気か、とにかく俺には天使に見えたんだ。







SY「あぁ。ソンAっていう子だよ、最近入ったばっかり。確かバレエしてるって聞いたよ、噂だけどね」


TO「へぇ、俺も見てみたい!」


CY「マジで天使だったぜ?」


TO「へぇ、ますます気になるな!」








俺たちの中でAの存在はすぐに話題になった。

ダンスは上手い、歌も上手いらしい、ビジュアルは天使。



そしてその数ヶ月後の月末評価の日。








SP「テオ!チャニョル!小さい女の子見なかった!?」


TO「女の子?」







ジウォンヌナがそう言いながら俺たちの練習室のドアを開けた。

ジウォンヌナとテオヒョンたちは同い年だからか仲が良かった。








CY「小さい女の子ってA?」


SP「知ってるの?最近入ってきた子なんだけど、」


TO「ジョンインが見つけてさ、俺たちの中で天使だってウワサなんだ!」


SP「うん、天使なのは間違いないわ」


AB「ジウォン、いた!?」








ジウォンヌナはデビューメンバーだった。

アンバーヌナも”小さな女の子”を探して練習室へやって来た。



ヌナ達が言うには月末評価の日だって言うのに女の子は練習室を飛び出して行方を眩ませたらしい。







SP「とにかく見つけなきゃ、、」


SY「どうしてそんなに探すんだ?逃げる奴は逃げる程度なんだろ…?」


SP「ダメ。あの子が一番輝いてるのは誰の目も気にしないで歌って踊る瞬間なんだから!」







ジウォンヌナはそうソンユンヒョンに言って練習室を飛び出した。

俺は思わずヌナの背中を追いかけるように練習室を飛び出したんだ。





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りんご(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます!名前変換できるようになっています。実は落ちをウォヌにしようと思っていました。ジスハンどちらかルートも考えてみます! (3月24日 0時) (レス) id: 2cfa80181a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 名前を変換できるようにして欲しいのと落ちはジスハンのどちらかにして欲しいです (3月20日 22時) (レス) id: 3cda472f5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんご | 作成日時:2024年2月23日 0時

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