・RW ページ36
「「「「いただきまーす」」」」
「召し上がれ〜」
「うまっ」と言う声に嬉しさを噛み締めながら僕も一口口に運ぶ。
「あ、付いてるよ」
ソラ「ん…」
「もうちょっと横、」
ソラ「…取れた？」
「ほら、」
ソラ「ありがとう」
口の横についたのを取ってあげると何故か3人からの目線が痛い。
「どう？美味しい？」
ソラ「さいこう」
「良かったㅋㅋㅋ」
グッと親指立てて言うAに笑う。
EH「ほんとお前はリョウクのご飯が好きだよね」
ソラ「世界一だよ」
DH「この前さAとジョンスヒョンとご飯食べに行ったんだけどさ、Aが「これはリョウクヒョンの方が美味しい」って言ってたよ」
「ㅎㅎㅎ」
Aは本当に美味しそうに食べてくれるから作りがいがある。
音楽の才能もあって運動神経抜群で頭も良くてイケメンでスタイルが良くて…出来ないことがなさそうなAだけど料理は壊滅的。
何年か前には僕の手伝いをしてくれていたけど、逆に時間かかるし今ではAがキッチンに立つことはない。というか怖くて立たせられない。
そんな会話をしながら食べ終えた僕ら。
ソラ「オンマ〜…」
KH「え？」
ソラ「…え？」
EH「なんて？」
ソラ「なにが？」
DH「今、誰を呼んだの？」
ソラ「はい、？」
精一杯の白々しい顔しているけど、今確実に「オンマ」って言ったよね。
ソラ「あ〜…リョウクヒョン…」
「僕？ㅋㅋㅋ」
ソラ「いや、、ヒョンってお母さんみたいだな〜って思ってたからつい、」
KH「オンマって間違えるって幼稚園児かㅋㅋㅋ」
DH「あははっㅋㅋㅋ」
Aは間違えたことが恥ずかしかったのか耳を真っ赤にさせてる。
ソラ「あー…ごめん…ㅎㅎㅎ」
「いいよ。オンマに何して欲しかったの？」
ソラ「あー！やめてよ！ㅎㅎㅎ」
EH「Aのオンマㅋㅋㅋ」
みんな笑ってAを見てる。僕も間違えられたことに悪い気なんてしなくて、むしろ嬉しいななんて思う。
ソラ「オンマ…ㅎㅎㅎ」
Aも何だか嬉しそうに微笑みながら呟いた。
ソラ「久しぶりにオンマなんて言った…ㅎㅎㅎ」
「…たくさん間違えて良いよㅎㅎㅎ」
ソラ「ふふっㅎㅎㅎ」
ここでは僕がAのオンマになろう…ㅋㅋㅋ
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作者名：りんご | 作成日時：2023年10月9日 17時
