・SD ページ32
Aはみるみるヒョンと打ち解けていった。
どれくらい打ち解けたかって言うと、Aのファーストキスをヒョンが奪ったってくらい仲良くなった。
KH「俺は二人が気まづい感じなのあんまり知らないけど、気まづかったんですよね？」
「まぁね」
SM「気まづいと言うか、Aが怯えてる感じだったよね。あの頃はヒョンの方が可哀想に見えたなぁ。」
KH「なんで？」
「ヒョンはAが怖がるからって必要以上には近づこうとしなかったけど、いつもAを見守ってたんだよ。健気だよね。」
うん。ヒョン、すっごく健気だったよね。
SM「で、今ではあんな感じ…」
「うん、近いねぇ」
KH「何なんですか、あの空間。」
ヒョンがAの肩に顔を乗せて後ろからハグしてる。甘えてるんだな〜。
… キュヒョンから感じる冷たい空気は気のせいにしておこうか。
ヒョンが頬をAにくっつけて何か話してるけど、Aは嫌がる素振りなんか見せずにニコニコして聞いてる。
HCソラ「「ㅋㅋㅋㅋㅋ」」
なんかめっちゃ笑ってる。楽しそうでなによりだ。
こう見るとヒチョルヒョンが男に見える。いや、まぁ、男なのは間違いないんだけどさ…なんだろ、Aの雰囲気が女の子だからかな。Aって仕草もたま〜〜に乙女っぽいし…ㅋㅋㅋ
でも本人曰く、「自分は父似の男顔で、ソラが母似の女顔」らしい。俺はその違いっていうのが申し訳ないけどよく分からない。ヒチョルヒョンは「そうだな」って言ってたけどね。
ま、結局のところ顔が良いから男顔とか女顔とか関係ない。
KH「乙女同士、混ざってこないの？ㅋㅋㅋ」
SM「なに、それ僕に言ってんの？」
「声低っㅋㅋㅋ」
ソラ「ねーねー、見て見て！」
二人が近づいてきた。
なにやらAは携帯の画面を見せてる。
ソラ「見て、超そっくりじゃない？ㅋㅋㅋ」
「うわ、ほんとㅎㅎㅎ」
画面の中にはさっき撮ったであろう二人の自撮り写真がある。二人とも少し上目遣いでこっちを見てる写真は兄弟か？ってほど似てる。
SM「めっちゃ似てる…」
KH「普通に兄弟みたいだね」
HC「流石は
「そういうのは自分で言わないんだよ？」
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作者名：りんご | 作成日時：2023年10月9日 17時
