花のように美しい男たち＿SD ページ31
2008年
写真集撮影のために日本で撮影しているわけなんだけど、ユニットの活動だったり個人の活動だったりで久しぶりに全員が集まれた。
やっぱり全員揃うと嬉しいものでみんな楽しく撮影してる。
SM「あの二人、」
「ん？」
隣にいたソンミナが呟いたのを聞いて同じ方向へ視線をやると、距離感ZEROで携帯を覗き込んで何か話しているヒチョルヒョンとAがいた。
「近いねぇ」
SM「だよね？」
あの二人は割と仲良しだ。というか、ヒョンのお気に入りだな、Aは。
Aは性格が穏やかで優しいから、ヒョンのあの性格にも対応できるんだろう。それにAが意外とバッサリ言ったりするところがヒョンのお気に入りポイントらしい。
「お？」
SM「うっわ、びっくりした…」
「キスでもするのかと思ったㅋㅋㅋ」
急にヒョンがAの顎をクイッと持ち上げたから、キスでもするのかと驚いた俺たち。見ているとAの唇にリップを塗ってあげたらしい。
いや、自分で塗らないの？それヒョンのポケットから出てきたけど？あとなんでそんな顔の距離が近いんだ？？？
二人を見ていると？マークしか浮かばない。
KH「あの2人ってなんか残念ですよね」
「うぉ、びっくりした」
ぬっと現れたキュヒョンに驚きながら、ソンミンが「そうだね」と同意してる。
KH「顔は良いけど、、、」
SM「なんてったって、ヨジャよりも美しいナムジャ だからね〜」
ヒョンは自分で「俺はヨジャよりも美しいナムジャだ」って言うくらいで、確かにすごく美人だと思う。目が大きくて鼻が高くて、、そこら辺の女の人には負けないくらい綺麗だっていうのは認める。
それにAも、ヨジャに勝るとも劣らない美しさを持ってる。けど、Aは自分でそんなことを言うことは無いし、というか自覚無しだ。
ヒョンはAの美貌を認めてて、「俺の次くらいには美しいナムジャだ」と…。
SM「にしても、やっぱり近いよね」
KH「さっきから通る人がチラチラ見てるの気づいてないんですかね」
「完全に二人の世界になってるからね」
ずーっと近い二人を見ながら話してる。
2人が再会した時、あ、、あの時の”ソラ”はAだったから今思えば初対面だったわけなんだけど…Aはヒョンを怖がってた。俺たちから見ても分かるくらいビクビクしてた。
でも、そんなAをヒョンはただ待っていた。
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作者名：りんご | 作成日時：2023年10月9日 17時
