僕の愛＿HG ページ27
2008年
All My Love／SEVENTEEN
君の瞳に映る僕が他の人とは少し違うって気づいたのは、きっと君が気づくよりも先だった。
でも、僕があげることが出来る愛はほんのこれだけしかないんだ。本当にごめんね。
ソラ「ヒョン！見てください、月が綺麗ですよ！」
「ㅎㅎㅎ」
僕が深い絶望の中にいても、君は知ってるのか知らないのかいつも僕の傍で笑わせてくれる。僕の手を繋いで歩き出す君。いつの間にか今日の僕は明日の君が笑顔で幸せでいてくれることを願ってるんだ。
ソラ「ねぇ、ヒョン、、何かあった？」
「ううん、何もないよ」
ソラ「…」
「嘘つき」って言いたい顔。
僕の嘘、全部分かってるのは君だけだよ。本当にありがとう。
時々、本当に疲れ果てて俯いて泣いている君を見る時。
どうしてあげればいいか分からない僕に一体何が出来るんだろう。本当にごめんね。
どんなものでも全てあげたい。
そんな気持ちばかり大きいくせに、ヒチョルのように君のために動けたことは一度もない。
ドンヘのように君に”愛してる”って言葉をかけれない。
ジョンスのように君のために涙を流したこともないんだ。
君は僕を見つめてたくさんの愛をくれるのに、小さくなっていく僕はバカみたいで、いつの間にか僕が憎くなってしまってまた君に申し訳なく思う。
ソラ「ゆっくり休んで、体を休めてご飯を食べてそれから、」
「平気だよ、大丈夫」
ソラ「、」
僕の嘘を知ってるのやっぱり君だけだね。
僕の愛はたったこれだけしかないのに、いつもそばにいてくれてありがとう。
今日歌ったあの歌は君のために歌ったんだよ。君の愛に少しでも近づけるように。
「本当に大丈夫なんだってば〜ㅋㅋㅋ」
ソラ「いひゃいよ、ひょん、ㅋㅋㅋ」
僕の部屋の引き出しに入ったままのネックレスは、いつ渡そう。君はどんな表情をするかな。
君からもらったたくさんの愛に比べれば僕の愛はたったこれっぽっちなんだけど、それでも僕の気持ちは変わらず君を大切に思ってる。
「どんな冬がきても、僕が春になるよ」
ソラ「へ？」
僕から愛はこれっぽっちなんだけどさ、雨が降って君の肩を濡らす時僕が君の傘になってあげれるように。
君の全ての日々を守りたいと思っているのは、僕からの愛だよ。
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作者名：りんご | 作成日時：2023年10月9日 17時
