・KH ページ25
ほんと、Aは色んな人(ヒョンたち)をたらす天才だと思う。
＜SW「ヒョンにポッポは？」
＜ソラ「やだ〜」
リハーサル中、音響の関係で少しの間が空くとAはスススっとシウォンヒョンのそばに行き手を伸ばして甘えだした。
Mのメンバーは中国でのスケジュールがあって、会えないことが続くとAは特にMメンバーに甘えることが多くなる。
ハンギョンヒョン、シウォンヒョン、俺、リョウク。ちなみにドンヘヒョンはヒョンがAに甘えるから除外。
中でもああやってAをお姫様抱っこをして甘やかすのはシウォンヒョン。
もう見なれた光景だけど、ヒョンはAのことを女の子みたいに大切に扱う。多分(絶対)、女の子だと思ってる。
＜SW「Aはヒョンのことどれくらい愛してる？」
＜ソラ「ん〜…すごく」
うわ…なん、…うわ…ヒョンの心を掴んでいるのが見てわかる。あんなデレデレした顔でAに顔近づけてるし…。
で、タチが悪いのはAは全く計算してないってこと。
誰にでも(メンバーに限る)言っているからね。
2人を観察していると、スタッフさんからOKサインが出て俺たちはリハーサルを終えステージを下りた。
楽屋に戻ってもヒョンはまだAのことを抱えてて、ソファーに座った。なんか赤ちゃんみたい。
SW「じゃあ今は誰なの？」
ソラ「ん〜…お！ぼく！」
SW「アニヤ〜、Aはお姫様だ」
ソラ「やー、ちがうよ」
SW「僕のお姫様」
嫌がるAを微笑みながら撫でてるヒョン。
なんか怖く思えてきた。Aはヒョンのタイプなんだろうか…？
ソラ「…ヒョン、女の子にそうやってやったらダメだよ」
SW「どうして？」
ソラ「きっと好きになるから」
SW「ｯ…」
ソラ「聞いてる？ダメだよ」
SW「うん。じゃあA以外にはしないね」
ソラ「うん」
…………は？いやいやいや、普通に受け入れてるけど！
おかしいよね、今の会話。おかしいよね。
LT「Aや〜」
ソラ「？？」
LT「ヒョンのところにおいで〜？」
ソラ「なんで？」
ヒョンの首に手を回してるAは不思議そうな顔をしてトゥギヒョンを見てる。
…シウォンヒョンの顔がデレデレなんだけど…。
SW「！キュヒョナ、おいで、」
「え、いいです」
SW「どうして？ほ、おいで？」
「…」
SW「可愛い僕の赤ちゃんたち」
ヒョンにAと一緒に抱きしめられる。
ヒョンのお気に入りは俺たちマンネみたいだ。
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作者名：りんご | 作成日時：2023年10月9日 17時
