みんなの息子＿EH ページ22
2008年
EH母「ソラもいるなら呼んできて〜」
「はいはい」
そうオンマに言われて12階に上がる。
12階の宿舎に入ると、案の定ヘッドホンを着けてギターを弾いて作業してるAがいた。
まだ暑い時期なのに長袖Tシャツを着て、なんだか病弱な感じがする。それに部屋に差し込む光がAの横顔に反射してすごく綺麗…イケメンめ…！
「A、」
ソラ「…お、ひょん！」
近づいて呼ぶと気づいたAはニコ〜って笑って俺を見つめてる。
「オンマがお前を呼んで来いって、」
ソラ「お！オモニがいらっしゃってるの？」
「うん、ご飯持って来てくれてさ。お前もメシまだだろ？一緒に食おうぜ」
ソラ「うん！」
「オモニのご飯久々だぁ〜」なんて言いながら俺のあとをついてくるA。
EH母「お、来た来た。あいご〜、ソラ〜」
ソラ「ヒョクチェヒョンオモニ！お久しぶりです！」
EH母「久しぶりね〜。ほらご飯持ってきたから食べなさい？あら、また痩せたんじゃないの？」
「オンマ、あんまベタベタ触らないであげてよ」
Aの体を触ってそう言うオンマに注意するけど聞いてないな。
オンマは息子の俺よりもソラの方を気にかけているように、電話をしても毎回必ずと言っていいほどソラの体調も聞かれる。
それはオンマがAの事情を知っているから。
メンバーの家族はみんな知ってる。というか話した。そしたらAは俺のオンマ初めオモニ＆アボジ、家族全員から可愛がられるようになった。
EH母「たくさん作ったからたくさん食べなさい？」
ソラ「ネ！」
「いただきまーす」
EH母「どう？」
「ん〜、美味しい」
EH母「ㅎㅎㅎ」
オンマが俺の頭を撫でて笑ってる。
EH母「ソラ、どう？」
ソラ「おいしいです！」
EH母「あいご〜ㅎㅎㅎ沢山あるから二人とも沢山食べてね」
食べ進めているとAの箸が進むスピードがゆっくりになった。
EH母「あら、おなかいっぱい？」
ソラ「ネㅎㅎㅎ」
EH母「本当に少食なのね…。ウリヒョクチェよりも細いし、、なんだか女の子みたい」
ソラ「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ、、！」
「やー、けんちゃな？」
ソラ「お、おぉ、、ｹﾞﾎｯ」
お茶を飲んでむせたAの背中を撫でてあげる。
「ヤー、オンマ」
EH母「あら、ごめんね。つい、」
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作者名：りんご | 作成日時：2023年10月9日 17時
