狂犬？ ページ14
2005年デビュー後
YS「じゃあ帰ったら見せてやろう。ヒョンの特別なダンスだ。」
「ㅎㅎㅎ」
ジョンウニヒョンはなんだか不思議で面白い人だ。
いつも僕らを笑顔にしてくれる。
でも掴みどころがよく分からなくて、ヒョンという人がどんな人なのかが分からない。
ヒョクチェヒョンは「ヒョンはキレやすいよ」って言ってたけど、ヒョンに怒られたことは無い。むしろその逆でヒョンはとても優しくて、いつも「ヒョンが〜してあげような」って言ってくれる。
「たのしみだね」
YS「ははっ。そうか。可愛いやつめ」
「ㅎㅎㅎ」
ヒョンに頭を撫でられる。
ヒョンの手は僕よりも小さいんじゃ無いかって思うくらい可愛い手だ。
「お腹すきましたね」
YS「そうだな。今日はリョウクが何か作ってくれるらしいぞ」
「おぉ、楽しみ」
YS「お前はリョウクの作るご飯が好きだもんな」
「はい。世界でいちばんです」
そう言って親指を立てて見せるとヒョンは「そうか」とニコッと笑った。
「ヒョン、はやく帰りましょう！」
YS「そう焦るな」
「はやく〜」
少し走ってヒョンを手招きして呼ぶ。
すると隣に居た人が僕を見て笑った。
男1「お前、日本人か？」
「…」
男2「おい無視かよㅋㅋㅋ」
男1「聞こえてんのか？何とか言えよㅋㅋㅋ」
男2「おい、
男1「ㅋㅋㅋㅋ」
こういう時は無視するのが一番だって知ってる。
悪い言葉を言われているのかもしれないけど、僕は言葉を知らないから大丈夫。
YS「おい、この野郎！！！」
「！？」
YS「お前、今なんて言ったんだよ！！」
「ひょん、？！」
男1「
YS「俺の弟によくもそんな言葉かけたな！！！」
ヒョンは男の人の胸ぐらを掴んで今にも殴りかかる勢いだ。
男2「あ"？やんのかこの野郎！！」
YS「やってやるよ！こっち来い！！」
「ヒョン、！！まって、！！」
YS「ソラ、ちょっと待っとけ！ヒョン行ってくるから！！」
「行かないで、！！かえろう！！」
僕はものすごい勢いのヒョンに抱きついきながら後ろに引っ張る。
「かえろう！ヒョン、！！！」
YS「離せ！ソラ！！！」
「やだ！！！」
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作者名：りんご | 作成日時：2023年10月9日 17時
