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___そして、テスト返却の時が来た。
「…さて皆さん。集大成の答案を返却します。君達の2本目の刃は…
緊張が走る中、それは一気に手元にやってきた。
「細かい点数を四の五の言うのはよしましょう。今回の焦点は…総合順位で全員トップ50を取れたかどうか!! 」
本校舎でも貼り出されているだろうということで、殺せんせーは順位を先に発表すると言って黒板に紙を広げた。
「………うおおっ…」
「……俺が……」
貼り出された順位には、驚くべき結果が載っていた
「
「その寺坂君が…46位…」
「…ってことは」
そう誰かが言いかけて、私達は皆で盛大に声を上げた。
「やったぁ!! 全員50位以内ついに達成!!」
「上位争いも五英傑を引きずり下ろしてほぼ完勝!!」
「そして1位は初のカルマ!!」
嬉しすぎて、感極まって、涙が止まらない。
陽菜乃も私に釣られて涙を流し、2人で号泣した。
「ちょっ Aも倉橋ちゃんも泣かない泣かない！」
「莉桜〜…だってぇ…ｸﾞｽﾞｯ」
「はいはい、3位おめでとさん」
"私達"の知識と実力で取った3位という栄光。
嬉しすぎて、語彙力が死滅したみたいだ。
私が加わって、E組上位だけ順位が変わっていた。多分、間のA組の誰かの名前が無いんだと思う。私が来たことで…いなくなってしまったのだろうか。
「どうですか、カルマ君？高レベルの戦場で狙って1位を取った気分は？」
殺せんせーがカルマくんにインタビューを始めた。
「…んー別にって感じ」
少し照れた顔持ちで彼は答えた。
「完璧を誇った浅野君との勝敗は…数学の最終問題で分かれたそうです」
「……あれね。なんかよくわかんないけど、皆と１年過ごしてなきゃ解けなかった気がする。そんな問題だったよ」
彼の言葉で、教室に穏やかな空気が漂った。
あのイタズラ好きでドSなカルマ君が、こんなにも成長して…
そう思ったら、また涙が溢れてきた
「あーカルマが泣かせたぁ」
「親心がぁ…」
「あんた俺の親じゃないでしょ」
「うん…彼女です…」
「それも違うね」
泣き出した私をまた莉桜が頭を撫でながら慰めてくれる。本当に、莉桜は良い友達だ。E組の友達の中で、一番好きだなぁ…
「莉桜好き」
「はっ!? なに急に…」
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クラスペディア(プロフ) - とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年11月30日 12時) (
レス) id: 62ecb839ba (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコマメ(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！！頑張ってください！！ (2019年8月6日 15時) (レス) id: e0e3b2ec8d (このIDを非表示/違反報告)
Liar.@旧雪の飴 - めちゃんこ好きです！！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 1ec8cf476f (このIDを非表示/違反報告)
朱桜よろん - こんなに素晴らしい作品を……ありがとうございます……！次に更新されるのを楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年7月1日 18時) (レス) id: 04adea9d04 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - すごく面白くて好きです！更新されるのを毎日楽しみに待っています！ (2019年7月1日 17時) (レス) id: 14b092647b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年6月10日 21時
