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浅野君が理事長の殺しを依頼した理由として、手し…仲間が憎悪を持ってこその勉強をしているからだ。殺意を糧に限界を超えて勝ったならば、彼等はこの先その方法しか信じなくなる。それを、この人は止めたいのだ。
「___時として敗北は…人の目を覚まさせる。だからどうか…正しい敗北を僕の仲間と父親に」
プライドの塊の彼が、私達に頭を下げた。
本気で仲間を気遣って、私たちに依頼をしているのだ。
「え、他人の心配してる場合？1位取るの君じゃなくて俺なんだけど」
カルマ君が 煽った。
ものすごく、人をおちょくっている顔で。
「言ったじゃん。次はE組全員容赦しないって。1位は俺でその下もE組。浅野クンは10番あたりがいいとこだね」
カルマ君の1位宣言に周りが悪ノリをする。
カルマくんをおちょくった寺坂はそのまま物理的な仕返しを受けていた。
「バカだ」
「元々でしょコイツは」
「うっせぇなテメェら!!」
ふざけている間に、磯貝君が浅野君に気持ちを伝えていた。
「"こいつ等と戦えて良かった"…って
「余計なこと考えてないでさ、殺す気で来なよ。それが一番楽しいよ」
続けてのカルマくんの言葉に、彼はニッと笑って、
「面白い。ならば僕も本気でやらせてもらう」
そう言った。
*****
それからテストまでの数日、私達はとにかく勉強した。分からない事は先生の分身に聞きまくった。
さしもの殺せんせーも忙しすぎて…分身の形が大きく乱れるほどに。
ここで無様な結果を出しては、たとえ成功しても多分 私達は胸を張れない。
教え通り第二の刃を身につけたこと、
そして、決戦の日___
本校舎の廊下を歩いていると、A組からはおぞましいほどの殺意を向けられた。あんなに「E組殺す」って言い続けて疲れないのだろうか。普通なら息が切れるところなのに、そうならないのは理事長の力のおかげだというのか。
「恐ろしく気合い乗ってるよA組。カルマ勝てんの？」
「さーねー。本気で殺す気ある奴がいたら手強いけど」
2人の怪物に殺意を教育された生徒が、
因縁に決着をつけるべく、今___
紙の上で殺し合う!!
「始め!!」
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クラスペディア(プロフ) - とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年11月30日 12時) (
レス) id: 62ecb839ba (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコマメ(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！！頑張ってください！！ (2019年8月6日 15時) (レス) id: e0e3b2ec8d (このIDを非表示/違反報告)
Liar.@旧雪の飴 - めちゃんこ好きです！！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 1ec8cf476f (このIDを非表示/違反報告)
朱桜よろん - こんなに素晴らしい作品を……ありがとうございます……！次に更新されるのを楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年7月1日 18時) (レス) id: 04adea9d04 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - すごく面白くて好きです！更新されるのを毎日楽しみに待っています！ (2019年7月1日 17時) (レス) id: 14b092647b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年6月10日 21時
