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〈両者整列!!〉
アナウンスが流れ、ついに始まることを知らされる。殺る気に満ちたE組と、余裕のA組。圧倒的な人数差にさらにA組のヘッドギア使用に長袖着用。平等とは。
それぞれが初期陣形を作ったところで、勝負が始まった。E組は全員が守備に回った完全防御形態。相手がどんどん迫ってくると、吉田、村松ペアがアメリカに突っ込み、吹っ飛ばされた。
〈なんつー威力だ!!客席まで10mは吹っ飛ばした!!〉
「や…やばいよ殺せんせー。どんなに固まっても1人ずつ吹っ飛ばされたら意味ないよ」
カエデが殺せんせーに話しかけるも、沈黙。
どうしようもないのだ。観戦側は。
アメリカがE組を見つめている。あれ、これってもしかしてカルマ君と話してるやつ？？
「盗聴器買えばよかった…!!ここじゃ聞こえねぇ…」
「えっ…いきなり何」
後悔している間に、どんどん目の前の戦況は変わっていて、棒を2人で支えている所までいっていた。
フェイクの攻撃を受けたE組がA組に追いかけられ、囲まれる。リンチかと誰もが思ったその時、方向転換した彼等全員が客席へと走った。
「あ"あ"ぁ"ぁ"…カルマくんおがみたいぃぃぃ」
「Aが壊れた!!」
ここからじゃカルマ君(cv岡本○彦)のスーパーイングリッシュが聞けないし、カッコイイとこも見れないじゃんかぁぁぁ…
「ねぇ殺せんせー…カルマ君今なんか言ってる？」
「いや…盗聴してないのでわかりませんよ」
「なんで！！！」
「逆ギレ！？」
ダメ元で後で言ってもらおうと決心する。土下座してもいい。とにかくあの流暢な英語が聞きたい。前世で何度リピートしたと思ってるんだ。言ってることは字幕でしか理解できなかったけどね！！聞き取れたのルールとかバトルとか単語だけだぜ。
忙しい目の前の情報量に頭がパンクしそうになるけれど、浅野君の司令を封じたE組が僅かに有利なことは分かる。だが、追いついてくるA組に、武術の心得もある浅野君。多分、最終兵器がなかったら、負けてた。
「来い！イトナ！」
そう言ったであろう磯貝君に、イトナが足を掛け、ジャンプする。上からの重力に、A組の棒は倒れ、E組の勝利を告げた。
「やったァァァ！！！」
「すごい！すごいよ男子！！」
彼らの勝利に、学校全体が盛り上がる。
私の目にも、涙が溜まっていた。というか、溢れた。
「Aちゃん、これで拭いてください」
「あ"り"がど…」
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クラスペディア(プロフ) - とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年11月30日 12時) (
レス) id: 62ecb839ba (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコマメ(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！！頑張ってください！！ (2019年8月6日 15時) (レス) id: e0e3b2ec8d (このIDを非表示/違反報告)
Liar.@旧雪の飴 - めちゃんこ好きです！！！これからも頑張ってください！！ (2019年7月15日 22時) (レス) id: 1ec8cf476f (このIDを非表示/違反報告)
朱桜よろん - こんなに素晴らしい作品を……ありがとうございます……！次に更新されるのを楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2019年7月1日 18時) (レス) id: 04adea9d04 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - すごく面白くて好きです！更新されるのを毎日楽しみに待っています！ (2019年7月1日 17時) (レス) id: 14b092647b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年6月10日 21時
