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殺せんせーの言葉にずる、と生徒は滑った。
「イリーナ先生、参加しなくていいんですか？賞金獲得のチャンスなのに」
殺せんせーはビッチ先生に問いかけた。
「…私はもう充分もらった。ガキ共からも…あんたからも、沢山の絆と経験を。この暗殺は…あんたとガキ共の絆だわ」
すると、ビッチ先生はそう答えた。
そして殺せんせーは次に烏間先生に語りかけた。
「…そして、烏間先生。あなたこそが生徒達をこんなに成長させてくれた。これからも…彼等の相談に乗ってあげて下さい」
「…ああ。おまえには散々苦労させられたが、この1年は一生忘れることは無い。さよならだ…殺せんせー」
「ええ」
教師陣と会話をし、殺せんせーは再度こちらに意識を向けた。
「…では皆さん、出欠を取ります」
そして、沈黙…
いや、沈黙長い…
「ま、まさか早退した人いませんよね？このタイミングで返事なかったら先生自 / 殺しますからね」
「早よ呼べ！！」
皆につっこまれ、殺せんせーはようやく出欠を取り始めた。
「……では、カルマ君」
「………はい」
「磯貝君」
「はい」
「岡島君」
「はい」
「岡野さん」
「…うん」
「奥田さん」
「は、はい！！」
「片岡さん」
「はい…」
「茅野さん」
「…はい」
「神崎さん」
「はい」
「木村君」
「はい…」
「倉橋さん」
「はいぃ〜…」
「渚君」
「はい…」
「菅谷君」
「…はい」
「杉野君」
「はい」
「竹林君」
「はい…」
「千葉君」
「はい」
「寺坂君」
「…おう」
「中村さん」
「はいよ」
「狭間さん」
「………はい」
「速水さん」
「……はい」
「原さん」
「はい」
「不破さん」
「…はいっ」
「前原君」
「…ん」
「三村君」
「…はい」
「村松君」
「おう」
「矢田さん」
「…はい…」
「吉田君」
「はい…」
「Aさん」
「……はい」
「……律さん」
「はい」
「…………イトナ君」
「……はい」
全員の出欠を取り終えた。
「本当に…本当に楽しい1年でした。皆さんに暗殺されて…先生は幸せです」
殺せんせーのその言葉を最後に、渚がナイフを取り出した。そして、心臓に狙いを定めた。
もう…殺らなくちゃいけない時間だ。クラス全員に今までの記憶が走馬灯のように巡り巡る。
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みゅー - 番外編がものすごく楽しみで仕方ないです！この作品は心に響きました。気づけば目から涙がひとつ、ふたつとポロポロ流れ落ちていました。それくらい、この物語に引き込まれていたんだと感じます。このような素敵な作品をありがとうございました！ (2020年5月13日 20時) (
レス) id: 5f57d7ba9d (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 涙腺がああああああ！はい、凄いですね。続編、待っております！ (2020年5月9日 13時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 完結おめでとうございます！みんなの性格を言っていって、思い出を振り返るところ泣きました…。面白かったです。 (2020年4月18日 19時) (レス) id: 99b0958fb1 (このIDを非表示/違反報告)
神崎葵。(プロフ) - 泣きました。完結おめでとうございます。しばらく泣きます。 (2020年4月10日 19時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
うりよ - ガチめに泣きました。完結おめでとうございます。他の皆さんのように、番外編が見たいです。 (2020年4月3日 15時) (レス) id: 21c35aca73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年12月28日 9時
