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「難しい話しちゃってごめんね」
「いえ、私こそすみません。お話してくださってありがとうございました」
律は慣れない言葉に辞書を引いたりして真面目に話を聞いてくれた。信じれない話だけれど、律に話せてよかったな。
「律、約束して欲しいの。このことは誰にも言わないで。私は皆に未来を告げたくない」
大事な、原作だから。
変えてはいけないものだから。
「それと、もし その時が来て、必要になった時には…皆に伝えてほしい。おそらく、そこに私はいないから」
「…はい、了解しました」
私のラストはもう決めている。どうなるかは分からないけれど、私はそのエンディングに繋げたい。
この世界の私に、終止符を打つために___
「A!!」
肝試しが終わったのか、数人が私を呼びに浜辺にやってきた。何かを企んでいるような、そんな顔持ちで。
「この後のんびりしてから夕食だって〜」
「で、そこでね？」
「ビッチ先生と烏間先生をくっつけるわよ！」
待ってました、と同時に打ち合わせでもしたかのような会話プレーに驚きを感じる。まぁE組ではこれが当たり前なのだが。
「作戦は？」
知らないフリをして、作戦を聞くと、原作通りだった。男女で分担し、それっぽい会場とそれっぽいビッチ先生のスタイリングが完成した。
私は衣装班に入れてもらったのだが、さすが椚ヶ丘の母。原さんの裁縫術はピカイチで、あっという間にシンプルでオシャレなストールが出来上がった。
*****
夕食の時間になり、私達は1人で何席も使ったりして先生の席を無くした。
「烏間先生の席ありませーん」
「E組名物先生いびりでーす」
「先生方は邪魔なんでー外の席でどうぞ勝手に食べてくださーい」
莉桜の指差す方向にはセッティングされた机と椅子があり、烏間先生は素直に従って外へ出た。
そこで待つのは、淑やかに粧したビッチ先生。
烏間先生と話す彼女を私達はわくわくしながら見守った。何を話しているのかはここからは聞こえず、分からないが、私だけが2人に流れる微妙な空気を感じた。
ナイフで髪を解いたビッチ先生は、席を立ち、烏間先生のナプキンに口をつけ、そのままそれを烏間先生の口につけた。
戻ってきたビッチ先生にブーイングが起こる。
2人の進展がないことにつまらなく思う私達だったが、その後は部屋で個々に話をしたり、遊んだりして疲れ、眠った。
こうして、騒がしく、大変だった、楽しい旅行が終わった。
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紗奈 - 一気読みさせてもらいました！とても読み進めていくことが楽しくてカルマくんと夢主の距離が徐々に縮まっていく様子もとても好きです！更新楽しみにしています！！ (2019年5月23日 10時) (
レス) id: 1a4bad23fa (このIDを非表示/違反報告)
トモナ(プロフ) - この小説 設定とか大好物すぎて尊さを感じながら読まさせていただいてます！好きです！！！(直球)今後の展開も楽しみに全裸待機させていただきます (2019年4月8日 9時) (レス) id: 0af9634ca6 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - サクラさん» 渡辺さんは前世を思い出す前の夢主ちゃんなんです！同化したというよりは渡辺さんが前世を思い出したっていう感じです！思い出す前は冷静沈着でしたが、今はヲタク精神が勝って暗殺教室の世界を前世以上に楽しんでいる感じです。分かりずらくてすみません(--;) (2019年4月7日 16時) (レス) id: 225ebd0e98 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - この世界の渡辺さんは今、どうなっているんですか？ 夢主と同化したんですか？ (2019年4月6日 8時) (レス) id: fa117b4385 (このIDを非表示/違反報告)
07狐 - いきなりの告白ww恋愛フラグが見事に立ちました(名前)選手!!更新頑張って下さい!!ついでに結婚し(ry (2019年3月30日 7時) (レス) id: 264f07ee06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃 | 作成日時：2019年2月3日 11時
