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story:65 ページ19

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あったようでなかった用事も終わり、帰ろうとすると廊下の向こうに見知った顔を見つけた。A組の秀才、浅野学秀だ。

私と全く接点ないけどテストではライバル的存在だったけな…


道筋なため、必然的に浅野くんと距離が縮まっていく。キャラと関われるのは非常に喜ばしいことだが、"私"で会うのはなんとなく気まずさがある。つまりは避けたい


「渡辺」


知らんぷりして進もうと思っていたが、叶わず声をかけられてしまった。自然と2人の足が止まる


「なにか御用ですか?」


ニコ、と取り繕った笑顔で応えると、浅野くんは一瞬 顔を曇らせた。


「いや、前に声を掛けた時は無視されてしまったからな」

「前…ですか?」

私は今日初めて浅野くんに会った。前、となるとどのくらい前なのだろうか…少なくとも、E組に編入される前だとは思うのだが…

ううん、と記憶を思い出そうとする中、彼は笑って所謂 爆弾発言をした。


「覚えてないのか?僕を邪魔だと罵っていたが?」


(罵ったーーー!?)


余計困惑をした私に、彼は笑を零し、

「変わったな」

と一言告げた。なんとなくデジャヴ感のあるそれに少々戸惑ったが、こうして浅野くんと話せたのはとてもいい時間だと思える。

それから少々打ち解けて談笑する仲にまで発展し、冷戦状態のライバルから友達兼ライバルのような関係になることが出来た。友達、というのは私が思ってるだけだが。


「そうだ。渡辺がE組に飛ばされた件についてなんだが…」


「わかってると思うけど、冤罪。でもそっちに戻るつもりは無いよ」


"戻るつもりは無い"その言葉に彼は驚きを見せたが、すぐに冷静に理由を問うてきた。


「心地いいんだ、あそこ。それに皆のこと、大好きだからさ」


私はニッと笑ってそう告げた。


「また話しましょ」

「あ、あぁ…」


最後に"もちろんあなたのことも好きよ"と告げて、その場を去った。


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桜桃(プロフ) - 紗奈さん» なんと一気読み!!長いのにありがとうございます!そんなふうに言っていただけて幸せです〜!更新遅いですが、これからもよろしくお願いします! (5月23日 18時) (レス) id: 225ebd0e98 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 一気読みさせてもらいました!とても読み進めていくことが楽しくてカルマくんと夢主の距離が徐々に縮まっていく様子もとても好きです!更新楽しみにしています!! (5月23日 10時) (レス) id: 1a4bad23fa (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - トモナさん» ええ、そんな嬉しいお言葉…!!ありがとうございます!風邪引かないようにしてくださいね!!(?) (5月5日 20時) (レス) id: 225ebd0e98 (このIDを非表示/違反報告)
トモナ(プロフ) - この小説 設定とか大好物すぎて尊さを感じながら読まさせていただいてます!好きです!!!(直球)今後の展開も楽しみに全裸待機させていただきます (4月8日 9時) (レス) id: 0af9634ca6 (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - サクラさん» 渡辺さんは前世を思い出す前の夢主ちゃんなんです!同化したというよりは渡辺さんが前世を思い出したっていう感じです!思い出す前は冷静沈着でしたが、今はヲタク精神が勝って暗殺教室の世界を前世以上に楽しんでいる感じです。分かりずらくてすみません(--;) (4月7日 16時) (レス) id: 225ebd0e98 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜桃 | 作成日時:2019年2月3日 11時

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