強すぎるだろ【御影玲王】

１４話 ページ15

『待たせてごめんね、
じゃあ帰ろっか』

玲王
「おう」


御影くんと下校するの初めてかも…


『今日はいつもの長い車じゃないの？』

玲王
「あー…最近だらけてたから運動の足しに
しようと思って…」


『運動かー…最近まともにしてないかも』

体も鈍るしそろそろ走り込みにでも行こうかな。


しばらく世間話をしていると
後ろから声をかけられた。


水戸
「おや、御影くんじゃないか」

玲王
「水戸さん…」


水戸って…確か女の子の中で有名な人だよね。

御影くんと知り合いだったんだ…


水戸
「君は…Aさんだったよね」

『…？そうですけど、関わりありましたっけ…』


水戸
「朝からウチのクラスも君の話で持ちきりだよ、
空き巣を撃退したらしいけど…色々ホラ話が
出回ってるみたいだね、大丈夫だったかい？」

『まぁ…一応、女の子に怖がられたり
逃げられたりはしましたけど…』


水戸
「僕からも周りに言っておくよ」

『ありがとうございます…』


思ってたよりいい人だな…


玲王
「…A、行くぞ」

『ぇ、友達なんでしょ？
喋っていかなくていいの？』


玲王
「いや別に友達ってワケじゃねぇけど…」


水戸
「ぁ、もしかしてその子が例の…」


玲王
「…水戸さん、絶対邪魔しないで下さいよ」

水戸
「まさか…邪魔なんてしないよ、
むしろ応援させてくれ」


『…なんの話？』

玲王
「…Aは知らなくていーの」


えー…めっちゃ気になる…

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