ヤンデレ回避【江戸川乱歩】

１８話 ページ19

──────って感じだ




あの時は大人の乱歩さんの遊びだと
思って適当に誤魔化していたが
まさか６年でここまで進化するとは
思っても見なかった




乱歩
「あれ、もしかして僕達が出会った時のこと
思い出してる？いやぁ〜ロマンチックだよね〜！」




『ロマンチック…？頭大丈夫ですか…？』




乱歩
「あの時のAは小さかったよね〜！
今は色々大きくなってるけど！」




『それどういう意味ですか…』




谷崎
「あはは…」





『ほら、乱歩さん、この書類社長に
届けに行ってください』




乱歩
「おっけ〜」




……あの人から離れるだけで一苦労だな…




国木田
「戻ったぞ、谷崎、行ってこい」




谷崎
「早かったですね」




『谷崎くんこれから任務？』




国木田
「いや、ただの見回りだ」




『見回り？あぁ…最近物騒ですもんね、
谷崎くんと時間をズラして出ているんですか？』




国木田
「あぁ」




『留守番なら私がしておきますよ？』




国木田
「いや、交代して出ているのはお前の為でもある」




私のため…？




国木田
「あまり大きな声では言えないが
お前と乱歩さんを２人きりにすれば危険だろ」





『……確かに』




自惚れている訳では無いがあの人は
引くほどのヤンデレと言うやつで
私のことが好きらしい




人からの好意は嬉しいが乱歩さんは
度が過ぎている…




もし気付かぬ内に乱歩さんの地雷を
踏んでしまったら2人で居ると殺される
危険もある




本当なら任務も別々に行きたいところだが
世界一の名探偵を説得させるのは
難しいことだ




一度画面の皆さんも口喧嘩してみては
如何だろうか？




多分乱歩さんが本気になれば勝てる人は
この世にいないだろう




国木田
「気付かなかったのか？数ヶ月前から
ずっと他の社員も協力してくれているぞ」




『え、そうだったんですか…？
またお礼言わないとな…』




国木田
「ちなみに提案者は包帯無駄遣い装置だ」




『あぁ、太宰さんですか←』




また良い川紹介してあげよう

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