思春期男子と超能力者２【梶蓮】 (ページ8)

今日:67 hit、昨日:314 hit、合計:12,876 hit

５５話ページ8

壱馬
「クソ暑ぃ…！男共の熱気
ばっかじゃねぇか…！！まさかこの中に
姉さんがいるんじゃねぇだろうな…！？」

楡井
「壱馬さん落ち着いて…」

梶
「…また来てるぞアイツ」

『給食ちゃんと食べてきたかな…』

梶
「…気になるのそこかよ」

壱馬
「姉さん…！顔真っ赤じゃん…！！
熱中症だよ…！！水分取ってる…！？」

『取ってるよ…』

ホント過保護だなこの子は…

壱馬
「う”ぅ…哀れな姉さん…この厄介者に
こき使われてさぞ苦痛だっただろうに…」

梶
「…お前過保護すぎるだろ」

よく言ってくれた梶さん…

私が言っても聞く耳持たないからなぁ…

壱馬
「…うるせぇ」

…壱馬がこうなったのは理由がある

思い当たる節しか無いけど…
１番の理由は多分”アレ”かな

壱馬
「姉さん、今日俺帰らねぇから」

『帰らないって…抜け出してきたなら
早く戻らないと…』

壱馬
「大丈夫だよ、ちゃんと仮病使って
早退してきたから」

『…最低、どっか飛んでけよお前』

また学校から呼び出される…

壱馬
「おいギザギザ歯…！」

柊
「その呼び名やめろ…」

壱馬
「…俺も訓練に混ぜろ、
姉さんを守れるのは俺しかいねぇからな」

『正気…？ボコボコにされる未来が
見えるんだけど…』

壱馬
「姉さんはゆっくりしてて、こんな奴らより
俺の方が頼もしいって証明してあげるからさ、
まぁ１年生は準備運動ってところだな」

…壱馬、後ろ見た方がいいよ

挑発されてキレてる桜くんがいるから